内容説明
古代ローマ帝国の遺産を受けつぎ、ルネサンスを経て、バロック様式を開花させた世界都市・ローマ。ヨーロッパ文明の淵源に迫る2000年の旅。不滅の「ローマ・スタイル」―斬新な視点による、ローマ入門。
目次
序章 「永遠の都」ローマ
第1章 君臨するローマ(ローマ誕生;帝政ローマ;巨大建造物の構築)
第2章 キリスト者のローマ(キリスト教による国家建設;ローマの衰退)
第3章 甦るローマ(ローマの再生;ルネサンスの理想主義;不安と悦楽の時代;バロックの作劇法)
第4章 黄昏のローマ(後期バロックから新古典主義へ;新首都の建設;近代都市への改造)
著者等紹介
河辺泰宏[カワベヤスヒロ]
1955年、岐阜市生まれ。名古屋大学工学部建築学科卒業。同大学院工学研究科後期課程満期退学。1983年、イタリア政府給費生としてローマ大学建築学部留学。1984年、国際ロータリー財団奨学生としてフィレンツェ大学建築学部留学。西洋建築史専攻。1990年からハギア・ソフィア大聖堂(イスタンプール)の学術調査に参加。現在、愛知淑徳大学現代社会学部都市環境デザインコース教授。主な著書・訳書に、『建築家レオナルド』(共訳、学術図書)、『フィレンツェの美術』(共訳、日本放送出版協会)『建築家ミケランジェロ』(共訳、岩崎美術社)、『世界美術全集4 ギリシア・クラシックとヘレニズム』(共著、小学館)、『フレッチャー 世界建築の歴史』(共訳、西村書店)、『住まいの文化』(共著、学芸出版社)、『世界美術全集3 エーゲ海とギリシア・アルカイック』(共著、小学館)、『OGIVE:飯田喜四郎博士献呈論文集』(共著)など
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