内容説明
本書は、大学の理工、経済、農、水産系の学部2、3年生を対象とする数理統計学の入門書あるいは概説書として執筆したものである。
目次
第1章 確率
第2章 確率変数と確率分布
第3章 統計データの要約
第4章 種々の確率分布
第5章 統計的推定
第6章 統計的検定
第7章 線形モデル
第8章 サンプリング
第9章 統計モデルと推論形式
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キョートマン
9
とても詳しく丁寧に書いてある。だけど入門書としては難しすぎる気もする。ある程度この分野の見取り図を頭に持っていればすんなり読めると思う。索引が貧弱なのが残念。2021/01/12
Chris
4
レベルとしては中級程度です。東大出版の「統計学入門」以上、裳華房の「数理統計学」未満です。同じ内容を扱っている他の本と比べ非常に丁寧に書かれていて、途中式などもしっかりと書かれていてギャップがほとんどありません。十分統計量の最小性、完備性、検定についての章が参考になりました。またサンプリングの章が設けられているところがこの本の特徴です。巻末にも紹介されていますが、この本が読み終われば日本語の上級レベルの本を読むよりも、世界的に読まれているLehmannの本を読むほうがいいと思います。2014/01/06
スドール
1
統計検定1級の数理の範囲がほとんど網羅されています。数理の教科書はこの一冊で十分だと思います。(デルタ法など若干含まれていない内容もあります。また応用は別です。) 大学数学レベルがさらっとかいてあるので難しいです。 演習問題も難しく、回答もほとんど記載されていません。 例題を自分で解きながら進めると理解が深まると思います。2021/09/17
JJ
1
確率論・統計学の入門に適切な一冊。2017/07/21
ミサワ
1
一応講義の教科書であった。2013/02/03