内容説明
「ドナウの真珠」世界遺産をよむ。ウィーン、プラハと並んで中欧の核心を成すハンガリーの首都・ブダペスト。その歴史と文化を深い愛情をこめて描く。
目次
都市の眺望―ドナウをはさむ二つの町
都市の歴史―傷だらけのブダペスト史
都市の発展―ブダペストを創った人々
都市の住民―中産階級と消費社会
都市の娯楽―音楽家たちの物語
都市の文化―カフェに集った芸術家たち
都市の祝祭―千年祭の政治学
都市の建築―レヒネル・エデンとハンガリー様式
都市の恵み―イスラムの大いなる遺産
都市の記憶―ユダヤ人の物語
都市の反乱―1848年革命と1956年革命
著者等紹介
早稲田みか[ワセダミカ]
ハンガリー事件の年に生まれる。一橋大学大学院博士課程修了。大阪外国語大学助教授。ハンガリー語学専攻。著書に『エクスプレス ハンガリー語』(白水社)、『ハンガリー語の文法』(大学書林)、訳書にジョン・ルカーチ『ブダペストの世紀末』(白水社)、ラート=ヴェーグ・イシュトヴァーン『書物の喜劇』(筑摩書房)など
ゲルゲイ,チョマ[Gergely,Csoma]
ハンガリー事件の二年前に生まれる。ブダペストの芸術大学卒業。彫刻家・写真家。日本で出版された著書に、ルーマニアの辺境に暮らすハンガリー系少数民族チャーンゴー人の生活や習慣を写真と文で紹介した『モルドヴァのチャーンゴー人』(恒文社)がある
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感想・レビュー
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sattin
2
表紙の通り、建物が綺麗な街だと思う。一度では覚えきれないけど、独立とか戦争とかいろいろあった国ですね。2017/11/24
takao
1
ふむ2021/07/31
小町
1
ハンガリーという国は、小さいようでいて、キーマンだ。カフェ、ユダヤ、社会主義あたりが面白かった。2011/10/13
rbyawa
1
a107、ブダペストはハンガリーの首都。もともとドナウ川を渡りやすい地域ということで作られたローマ時代の対岸を挟んだ二つの都市で、マジャール人がこの地にやって来てじきに王位を得、オスマン帝国の侵攻でハンガリーごと分割支配の状態となり、じきにハプスブルクの傘下、ハプスブルクの「妥協」によって一転統治民族となり。その後、第一次、第二次の世界大戦にていずれも負ける側に加担、戦後共産主義圏へと組み入れられ、戻ってきたところで。ブダペストの統合も進化も、資本主義化も必ずしも美しいとはいえないとかそんな話。2010/05/02
をとめ
0
図書館2017/02/17