内容説明
天衣無縫のダイナミズム。目をみはる壮大なドラマ。断絶の連続。百花繚乱。多彩なスペイン史の迷路を図版330点を駆使し読み解き案内する決定版。
目次
スペインのあけぼの
ローマの支配
西ゴートの世界
イスラムの世界
カトリック両王の国家統一
スペインの黄金時代
ハプスブルク王朝のスペイン
ブルボン王朝の誕生
スペイン独立戦争と絶対王制への復帰
イサベル二世の時代〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更紗蝦
24
北アフリカからやってきた人類がイベリア半島に定着した70万年前から近代(1990年代)までのスペインの歴史をまとめた本です。自分にとってはスペインというとガウディやダリなどの影響で「芸術」のイメージが強いのですが、ローマの征服、レコンキスタ、スペイン内戦などを知ると、「戦い」のイメージが俄然強くなります。2020/06/19
takao
2
ふむ2021/06/23
qwer0987
2
わかりやすくコンパクトにまとまっており、面白く勉強にもなった。レコンキスタとフェリーぺ二世の頃までのスペインはまさに隆盛の中にある。しかし拡張政策は赤字を生み、スペイン凋落の始まりとなった。そしてその後は政権内部や、対抗勢力同士による権力闘争の連続。これでは国が衰退するのも無理ない。一番ひどいのはスペイン内戦だ。共和国側の内部抗争と共産党による粛清には愕然とした。と同時にそれらは人権意識の低いフランコを利する面もあり暗澹としてしまう。ともあれスペインの来し方を存分に知ることができて満足だ2019/03/03
ふみナナ
1
興味のあった大航海時代の部分だけを読んでいたが、その前から読んでいないと、これってどういう意味だろう?(カトリック両王って誰…?)とわからなくなることがあった。2019/09/23
黒猫
0
グラナダに(妄想)旅行に行ってみたいと思い、読んでみました。面白かったです。アルハンブラ宮殿やっぱいいなあ、回廊渡ってみたいなって思いながら。あとは古代に遡るほど興味が湧きました。成程アルタミラの牛からスペインの歴史は始まるんですね。ちゃんと表紙の真ん中の女性も登場します。2013/01/28