内容説明
世界に誇る様式美と多彩さ。食器から見た日本の食文化。食器の基本構成、縄文時代から近代までの歴史を通じてとらえた食事文化の伝統。
目次
ぜん―膳
わん―椀・碗
はち―鉢
さら―皿
日本の食器の歴史(うつわの始まり;うつわの展開;食器革命;食器の多様化;食卓の時代)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tama
9
図書館本 神崎センセファン 知ったこと:会席料理と懐石料理は別物。会席は俳諧の席で最後にお酒を飲むもの。懐石は茶事や句会が長くなったときの質素な腹つなぎ。猪口は朝鮮語チョングまたはチョンスー。ちゃぶ台は昔、私の幼年時代に我が家でも使ってたが飯(はん)台って呼んでたような。テーブルって呼んだのはかなり大きくなってからな気がする。半磁器って言葉は初めて知った。私の好きな食器はほぼ陶器と半磁器ばっかり。(安心だから!)2022/02/08
m.
2
図書館にて。専門的なことはあまり分からないが、ただただうつわの写真が綺麗で見とれた!日本のうつわってこんなに種類があったとは。個人的に、葉っぱをうつわにしている写真がものすごく好き。島にいたとき、神行事で葉っぱを皿にしてみんなで食べていたのをふと思い出した。うつわの文化って面白いかも。2015/11/11
takao
1
ふむ2021/06/03
MSTR
0
○ 著者は『「うつわ」を食らう』NHK BOOKS (‘96 H8) も出版しおり、「うつわ」を単に工芸品としてだけではなく、タイトルのとおり、「日本の」という観点から食器をとらえている。 前著、『「うつわ」を食らう』の補完版として役立つ。 ○ 「窪手」の紹介は、著者の本職による知識に依ろところで、「食べるとき下に手を添える手皿はマナー違反です」などと言い出した昨今のマナーの先生方に見せたいものである。2022/07/14