内容説明
華やかなハプスブルク帝国の落日を背景に、歴史上最も多彩で絢爛たる文化の輝きをしるしたウィーンの世紀末。建築、美術、工芸、ファッション、音楽、文学、哲学、思想…あらゆる分野で、来たるべき時代を拓いた豊かな才能がひしめいていた。今も残る天才たちの足跡を求め、実際に街を歩いて得た豊かな情報を満載した決定版ウィーン・カルチュア・ガイド。
目次
世紀末の都市改造
リング通りと聖シュテファン大聖堂
ウィーン1区を行く
アウガルテン橋のたもとからプラターへ
リング―郵便貯金局からヴィトゲンシュタインの家まで
ベルヴェデーレ宮殿と二十世紀美術館
リング―楽友協会からヴァーグナー・ヴィラまで
花開くカフェ文化
ハプスブルクの王宮へ
リング―ブルク劇場からアム・シュタインホーフ教会まで
リング―フロイト記念館からマーラーの墓まで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
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やはり、ウィーンはいいな。2017/02/18
をとめ
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図書館2017/01/22
paxomnibus
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先頃クリムト展とウィーンモダン展を見たのだが、その総まとめ的な一冊。今回展示されていた絵画や工芸品などの写真もあるので思い出すのにも丁度いい。ところで今回の展覧会で不思議に思っていたのが、私の見た限りではどこにも「アールヌーヴォーの影響」に関して書かれていなかったこと。時代的に絶対フランスでミュシャが流行させたその影響受けてないわけないのに、何故? それはどうやら今回の展示における作為らしく、本書にはしっかりアールヌーヴォーの影響があったことが書かれていた。それが一番知りたかったことなので、大変満足である2019/08/16
まおしお
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クリムト関連の美術展、映画が話題で図書館で借りてみた。写真が良い。ウィーンはヨーロッパの文化の発祥地。確かに。ハプスブルク家の歴史を詳しく知りたくなった。画家、建築家、音楽家。世紀末に出現した訳が理解できる。2019/07/11
ニョンブーチョッパー
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○2007/04/16