図説 ハプスブルク帝国

図説 ハプスブルク帝国

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  • サイズ A5判/ページ数 131p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309724959
  • NDC分類 234.6
  • Cコード C0322

目次

1 ライン上流「鷹の城」から
2 日没なき世界帝国へ
3 オスマン・トルコ来たる
4 花開くバロック
5 マリア・テレジアの時代
6 会議は踊る
7 プロイセンに敗れる
8 多民族ドナウ帝国
9 夢の都ウィーン
10 世紀末精神の輝き
11 サライェヴォの銃声
エピローグ
中欧の復活

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

103
「汝幸あるオーストリアよ、結婚せよ。マルス(軍神)が他のものに与えし国は、ヴィーナス(愛の女神)により授けられん」ハンガリー国王マーチャーシュの言葉といわれるが、マクシミリアン一世が15世紀ブルングルト相続し、息子フィリップ美公、娘マルガレーテによる16世紀スペイン相続、ボヘミア、ハンガリーも相続する。30年戦争でプロテスタントに勝利し、オスマン・トルコを退けた17世紀にオーストリア・バロックがウィーンで花開き、18世紀マリア・テレジアはプロイセン・フリードリヒ大王の台頭により、300年間の宿敵フランス→2022/10/30

HoneyBear

16
オスマン帝国に対抗しうる欧州の政治的・宗教的な盟主として覇を唱えたハプスブルク帝国。宮廷文化が繁栄する反面、産業化の波に乗り遅れプロイセンに敗れ、嘗ての多民族帝国は「諸民族の牢獄」と化し民族運動の波にのみ込まれていく。そして二度の大戦へ。大戦後の汎ヨーロッパ運動にはハプスブルク時代へのノスタルジアがあったのかも。写真や地図、挿絵が豊富で、読み流すだけでも学ぶところが多かった。2016/01/18

mari

10
中野京子さんの名画で読み解く~を読んで興味が湧いたのでこちらも読んでみました。なんだあっちこっちに内容がバラけていて初心者の私にはわかりにくかったなぁ~。2013/08/06

Tomoko 英会話講師&翻訳者

6
ハプスブルグ帝国の始まりから終わりまで。絵画や写真をふんだんに使ってあるので、興味のある部分を読むのも良し。歴史、文化、芸術、街づくり。オスマントルコは強敵だったんだ。プロイセンの国をまとめるための方針が他の国と違って興味深い(p.48)。民族や宗教の統一と分裂が永遠の課題。2016/02/22

BIN

5
タイトル通り、多くの図や写真を使ってハプスブルク帝国について始まりから終わり、ついでにその後継諸国について解説している。王家やその歴史だけでなく、絵画や音楽など文化面にも触れられているのが良い。帝国は様々な国の連合国だから図があるのはありがたい。入門書には良い。2017/09/10

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