内容説明
日照りがつづいて雨が降らず、ベルウは畑を耕すことができません。働きもののベルウは、働けないことがつらくてたまらないのです。でもふとしたことで知り合ったおばあさんに、日照りにも意味があるのだということを教えられます。自然に対する深い洞察力によってつむぎだされた物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
14
インドのおはなし。干ばつで雨を待つ耕す者。「自然はね、みんなのお母さんなんだよ。あんたも、あたしも、それから木も、土も、自然の子どもたちなの。子どもが疲れたら、お母さんならちゃんと休ませてやるものさ」という一節。自然の恵みに対する畏敬の念が薄れていったのでしょうね。2020/05/24
ochatomo
13
インドの絵本 干ばつの利点を説く大きな視野 原題“Wating for the rain” 元本1990年 1994刊2019/11/22
円舞曲
8
雨をまちながらのタイトルに惹かれて、お持ち帰り。図書館リサイクル本。2014/06/12
遠い日
5
耕す者ベルウの雨を待つ気持ち。自分の実りや収穫ばかりを気にかけて、その実りをもたらす大地への感謝を忘れていることを、静かなことばで指摘する老婆。自然との関係を再考させられることばに、インドという国の大きさ、深さを感じる。2015/07/29
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
4
ボンベイの話2017/07/10