目次
1 乱歩小伝(探偵小説の鬼・江戸川乱歩)
2 ようこそ幻影城へ(玩具愛好とユートピア―乱歩文学の本質;江戸川乱歩と耽美主義文学―二つの戦後の乱歩 ほか)
3 素顔の乱歩(父・乱歩のことあれこれ ほか)
4 私の愛した乱歩(“禁断のエロス”に圧倒された!;原体験としての乱歩 ほか)
5 うつし世はゆめ(「熱」;うつし世はゆめ;反転の美学;インファンテリズムのガラパゴス島―『江戸川乱歩全集』)
6 視ることの快楽(「二銭銅貨」を読む;気がつくと日常 ほか)
7 芸人・探偵・怪盗(高等遊民から青年紳士へ・明智小五郎;孤独すぎる怪人 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tanaka9999
9
1992年発行、河出書房新社の単行本。評論および江戸川乱歩との関りを記したエッセー等25編。本人作品7編。割合に古い人物だけに評価は固まっていて、この本でも意外な点はあまりなかったと思う。それでも明智小五郎と怪人二十面相の話はあまり知らないことが多かったので興味深かった。2024/12/09
Gen Kato
1
執筆陣が凄いです。中島河太郎、澁澤龍彦、日影丈吉、山田風太郎、開高健、都築道夫、栗本薫、清水義範、権田萬治、橋本治、久世光彦、皆川博子…2014/02/09
アスタラビスタ
1
乱歩も生身の人間だったんだな、と改めて認識。2010/05/18