出版社内容情報
【目次】
内容説明
あなたの世界は、脳がつくっている。脳は何を見ているのか。そして、私たちは何を「現実」と呼んでいるのか。なぜ私たちは同じ世界を見ているのか?言語や文字は脳をどう変えたのか?感情はどこから生まれるのか?脳はどこまで拡張されるのか?
目次
第1章 一日でわかる!脳が動く24時間(目覚めと覚醒―脳がスタートする瞬間;朝食と脳のエネルギー供給 ほか)
第2章 脳の一生―成長と変化の旅(胎児期―脳の発達が始まる瞬間;出生―最初の刺激が脳に与える影響 ほか)
第3章 脳の進化―文明の夜明けから現在までの歩み(農耕革命―定住と社会脳の拡張;言語の発展と抽象思考の基盤 ほか)
第4章 未来の脳科学―限界を超える可能性(人工意識の創造―意識を再現する脳科学の挑戦;冬眠技術(コールドスリープ)と脳の保護 ほか)
著者等紹介
毛内拡[モウナイヒロム]
お茶の水女子大学ヒューマンライフサイエンス研究所助教。1984年、北海道生まれ。東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
どみとる
4
ヒトの脳の癖である過剰な意味づけ、物語化、そして感情という厄介なシロモノから私達を少しだけ解放してくれる本。そもそも感情とは、生物が誰でも持つ情動という身体喚起を素材として脳が意味を与えた結果に過ぎないのだから、同じような身体喚起が起きても万人が同じ感情を持つとは限らない。まして私達自身だって、自身の細胞から取り巻く環境に至るまで日々変わっていく。明日同じ身体喚起が起きても同じ感情を抱く確証もない。こういう知覚の総合体が「わたし」なのだとしたら、確固たる自己なんて存在しないのだ。色即是空、空即是色。2026/08/26
Yoshihiro Yamamoto
2
A+ 少量のカフェインが人を覚醒させ、脳内の神経回路は容易に書き換えられてしまう。「記憶」は自分の意思ではなく、脳が勝手に「重要か重要でないか」を判断して記憶あるいは忘却する。脳の驚くべき構造をしれば知るほど、「自分」とは一体なんなんだろうと考えてしまう。有史以来、ハードウエアとしての脳はほとんど変わっていないが、それなのに石器時代から現代まで新しい技術や知識を活用するようになったのは、ハードウエアの上に乗るソフトウエアが進化しているという考えも面白かった。AIと脳のインターフェイスについても示唆的だ。2026/08/17
Nakaindia
0
「自然のリズムに敏感であることと、人の感情の揺れに敏感であることは、驚くほど近い能力」「「老いとは脳が静かに再編されてゆくプロセス。失うことよりもどう結び直すか、それこそが成熟した脳の美しさ」「あなたの決断は、意識の外で何千回もの経験を通じて作られた『統計的な知恵』から生まれている』「生き物はそれぞれの独自の感覚器と運動器を通して、自分にとって意味のある世界だけを切り取って生きている」、、、魅力的な学びが多数。時間をおいて、またじっくり読んでみたい。2026/08/12
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