出版社内容情報
赤毛のアン、若草物語、小公女……大人になって読む少女小説は新たな発見に満ちている。あの名作にはいったい何が書かれていたか?
内容説明
『小公女』『若草物語』『ハイジ』『赤毛のアン』『あしながおじさん』『大草原の小さな家』―子どもの頃には気づかなかった。大人になって読む少女小説は、新たな発見に満ちている。懐かしいあの名作には、いったい何が書かれていたのか?かつて夢中で読んだ人も、まったく読んだことがない人も、いまあらためて知る、戦う少女たちの物語。
目次
はじめに―少女小説って何ですか?
1 魔法使いと決別すること―バーネット『小公女』
2 男の子になりたいと思うこと―オルコット『若草物語』
3 資本主義社会で生きること―シュピーリ『ハイジ』
4 女の子らしさを肯定すること―モンゴメリ『赤毛のアン』
5 自分の部屋を持つこと―ウェブスター『あしながおじさん』
6 健康を取り戻すこと―バーネット『秘密の花園』
7 制約を乗りこえること―ワイルダー『大草原の小さな家』シリーズ
8 冒険に踏み出すこと―ケストナー『ふたりのロッテ』
9 常識を逸脱すること―リンドグレーン『長くつ下のピッピ』
おわりに―挑発する少女小説
著者等紹介
斎藤美奈子[サイトウミナコ]
1956年、新潟県生まれ。文芸評論家。1994年、『妊娠小説』(ちくま文庫)でデビュー。2002年、『文章読本さん江』(ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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