出版社内容情報
半世紀にわたって発表された全1万7897作を収録する本全集、いよいよ最後の10年間、90年代編の開幕。第3期第1回配本。
内容説明
完全版全集第3期。『ピーナッツ』円熟の時代へ。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京生まれ。詩人。52年、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。翻訳、絵本、作詞など幅広く活躍。75年、『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、83年、『日々の地図』で読売文学賞、93年、『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞、2010年、『トロムソコラージュ』で鮎川信夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
76
前巻では、ペギー・ジーンといい感じになっていたチャーリー・ブラウンだが、今巻では、あっさり別れてしまい、やはり赤毛の女の子のことを想ってる。ペギー・ジーンのことを「誰それ?」なんて、薄情だなぁ。また、コマ割りの変化は、この数年前から始まったが、日曜版にも大胆なコマ割りが見られる。画面を大きく使って、葛飾北斎のような波がゴルフ場に現れたり、スヌーピーの親戚友人が大勢ギャラリーに集まってたり。イラストっぽい魅力だ。今巻で気に入ったセリフ「読書っていうのは冒険の一種なんだ…読むのは新しい場所への旅だ…」2022/02/15
ぐうぐう
25
1991年から1992年の連載分を収録した全集21巻。帯にある通り、シュルツのまさしく円熟期としての作品を堪能できる。それはコマ割りからでも明らかだ。4コマがベースだったものが、3コマや2コマ、あるいは5コマにと、自由自在にスタイルを変化させている。中には1コマの作品もあり、それはキャラが立っているから可能という言い方もできるが、何よりシュルツの漫画家として力量ゆえだ。今巻で好きなエピソード。チャーリー・ブラウン「読書っていうのは、冒険の一種なんだ… 読むのは新しい場所への旅だ…」(つづく)2020/11/25
りえこ
9
安定感のある巻でした。ピーナッツの世界観のまま、新しい感じはあまりないけどじわじわ面白さがくる。ずっと読んでいたいです。2021/09/03