出版社内容情報
チャーリー・ブラウンがキャンプで「フクロさん」として人気者に。ペパーミントパティ、スケートコンクールを目指す。第4回配本。
内容説明
12巻は、1973~1974年発表作を収録。スヌーピー、ビーグルスカウトになる。ルーシー、シュローダーのピアノを「恋のライバル」として下水道に放りこむ!サリー、「学校さん」と会話を始める。ペパーミントパティ、スヌーピーのコーチとマーシーの手助けを得てフィギュアスケート大会を目指す。そして、シュルツ自身も気に入っていた、『ピーナッツ』の中でも屈指の傑作のひとつ―心を病んだチャーリー・ブラウンがサマーキャンプで「フクロさん」として人気者に。…平日版626作、日曜版104作、全730作。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
82
登場人物たちは、みな感受性が強く悩み多い。スヌーピーは自分のことを「ミスター感受性」なんて呼んでいるし、「ぼくの人生は意味がない…」なんて憂えている。出番が多くなったパティは、自分はどんどんバカになっていくのではと悩んでいる。学校に行くのが嫌なサリーは、学校の校舎と会話する。ルーシーは自分の気持ちを伝えきれず、攻撃的な行動に出ているような気もする。もちろんスヌーピーの悩みは食事で一瞬に消し飛ぶし、パティはスケート大会に出場しようと前向きだ。この心の表現がキャラクターたちを愛おしいものにしているのだろう。2021/10/02
ぐうぐう
24
ペパーミント パティ「年をとるにつれて、物ごとは変わっていくと思う、チャック?」チャーリー・ブラウン「そうだなあ、パパが言ってたけど、子どものころ、近所にとてもすてきな劇場があったんだって…パパがごく小さいころには、劇場はすごく大きく見えたのに、年月がたつにつれて、劇場はどんどん狭くなっていって…」P「どんどん狭く? 劇場がどんどん狭くなっていくなんてこと、ありえる? あなた、わたしに向かって哲学を説こうっての、チャック?」C「たぶん、もっと年をとれば、劇場がまた広くなるときも来るかも…」(つづく)2020/02/12
風に吹かれて
15
1973年1月1日付から1974年12月31日付までの730編収録。 スヌーピーは様々な「ごっこ遊び」を考え出して読む者を楽しませてくれる。出版社からの原稿採用通知は届かないが、作家ごっこでタイプライターを打って創りだすショート・ストーリーは相当なもの。本巻から一編を写しておきたい。 →2023/03/27
りえこ
8
この巻もとても面白かったです。ペパーミントパティのお泊まり、そこに寝るの?の連続や、壁とお話するサリー等。可愛らしい場面が沢山。2021/02/09
言いたい放題
2
冬で終わる。最後にはいつも少ししんみりしてしまう。2024/10/09
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