出版社内容情報
来るべき文化研究の方法規準とはいかなるものか? 気鋭の社会学者たちが問う。ブルデューの遺産を乗り越え、「ふつうの社会学」へ。
はじめに 社会にとって「趣味」とは何か──テイストをめぐる文化社会学の方法規準(北田暁大)
第1部 理論篇 テイストの社会学をめぐって
第1章 テイストはなぜ社会学の問題になるのか──ポピュラーカルチャー研究におけるテイスト概念についてのエッセイ(岡澤康浩)
第2章 社会にとって「テイスト」とは何か──ブルデューの遺産をめぐる一考察(北田暁大)
第2部 分析篇? 「読む」──テイストはいかに作用する/しないのか
第3章 読者たちの「ディスタンクシオン」──小説を読むこととそれが趣味であることの差異をめぐって(岡澤康浩・團康晃)
第4章 ライトノベル、ケータイ小説、古典小説を読む若者たち──ジェンダーとオタク/サブカル自認(岡沢亮)
第5章 マンガ読書経験とジェンダー──二つの調査の分析から(團康晃)
第3部 分析篇? 「アイデンティティ」──界を生きる
第6章 「差別化という悪夢」から目ざめることはできるか?(工藤雅人)
第7章 「おたく」の概念分析──雑誌における「おたく」の使用の初期事例に着目して(團康晃)
北田 暁大[キタダ アキヒロ]
1971年生まれ。東京大学大学院情報学環教授(社会学)。『広告の誕生』『広告都市・東京』『責任と正義』『嗤う日本の「ナショナリズム」』など。
解体研[カイタイケン]
岡澤康浩(1985年生。ケンブリッジ大学歴史学部博士課程)/岡沢亮(1991年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程)/工藤雅人(1981年生。文化学園大学服装学部助教)/團康晃(1985年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程)
内容説明
マンガ、小説、ファッション、音楽、アニメ…「趣味」とひと口に言うが、それは私たちにとっていったい何なのか、どんな社会的な「場」をつくり出しているのか―気鋭の社会学者たちが、平成世代の若者文化とコミュニケーションの調査研究をつうじて、長らく更新されてこなかった、文化社会学・ポピュラーカルチャー研究の新しい方法規準を提示する。ブルデューの遺産を乗り越え、今こそ「ふつうの社会学」へ!
目次
はじめに 社会にとって「趣味」とは何か―テイストをめぐる文化社会学の方法規準
第1部 理論篇 テイストの社会学をめぐって(テイストはなぜ社会学の問題になるのか―ポピュラーカルチャー研究におけるテイスト概念についてのエッセイ;社会にとって「テイスト」とは何か―ブルデューの遺産をめぐる一考察)
第2部 分析篇1 「読む」―テイストはいかに作用する/しないのか(読者たちの「ディスタンクシオン」―小説を読むこととそれが趣味であることの差異をめぐって;ライトノベル、ケータイ小説、古典小説を読む若者たち―ジェンダーとオタク/サブカル自認;マンガ読書経験とジェンダー―二つの調査の分析から)
第3部 分析篇2 「アイデンティティ」―界を生きる(「差別化という悪夢」から目ざめることはできるか?;「おたく」の概念分析―雑誌における「おたく」の使用の初期事例に着目して;動物たちの楽園と妄想の共同体―オタク文化受容様式とジェンダー)
著者等紹介
北田暁大[キタダアキヒロ]
1971年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。専門は社会学・メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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