評価指標入門―データサイエンスとビジネスをつなぐ架け橋

個数:

評価指標入門―データサイエンスとビジネスをつなぐ架け橋

  • ウェブストアに117冊在庫がございます。(2025年05月30日 06時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784297133146
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C3055

出版社内容情報

「評価指標でXXXという最高のスコアが出た!」と喜び勇んで、機械学習モデルが出力してくる予測結果をもとにビジネスを運用したとします。 ところが、ビジネス上のKPIと相関が高い評価指標を選んでいなかったために、KPIの推移を見てみると大した変化がありませんでした。 あるいは「毎日夜遅くまで残業をして、特徴量生成とクロスバリデーションによって評価指標を改善しました!」というデータサイエンティストがいたとします。ところが、KPIの改善のためには そこまで高い評価指標の値を達成する必要ありませんでした。このようなケースでは、データサイエンティストが費やした工数がすべて水の泡となってしまいます。----------(はじめにより)----------

このような状況が起きてしまう背景にはさまざまな原因が考えられますが、あえて一言で言うと「データサイエンスの問題が解くべきビジネスの問題と乖離していた」ためです。

機械学習モデルの”良し悪し”を決めるときには、評価指標(Evaluation Metrics)を必要とします。本質的に評価指標の設計方法は自由であり、ビジネス上の価値を考慮して自ら作成することも可能です。RMSEやAUCといったスタンダードなものから、ドメインに特化した数値まで、あらゆる指標が評価指標になりえます。では評価指標はどのように決めるのが良いのでしょうか。また、どのように決めれば冒頭のような悲しい状況を生まずに済むのでしょうか。

本書はこれらの疑問に答えるため、機械学習の良し悪しを決める評価指標を軸に、解くべきビジネスの問題をどうやってデータサイエンスの問題に落とし込むのか、その原理を解説していきます。この原理が普遍的なものであれば、ビジネスがどんなものであっても応用できると考えることができます。

回帰、分類で使用するスタンダードな評価指標についても、基本から丁寧に解説します。本書を読むことで、どのようなケースでどの評価指標を選ぶべきかがわかり、評価指標の読み間違いを避けることができます。

内容説明

「無自覚なモデル改善」ほど無駄なものはない。ビジネスの問題をいかにして機械学習の問題に落とし込むのか。データサイエンスに閉じた問題を解くだけのデータサイエンティストは生き残れない。

目次

1章 評価指標とKPI(機械学習と評価指標;機械学習と最適化計算 ほか)
2章 回帰の評価指標(回帰とは;データセットと回帰モデルの準備 ほか)
3章 二値分類における評価指標(二値分類と評価指標;データセット ほか)
4章 多クラス分類の評価指標(多クラス分類とは;データセット ほか)
付録 ビジネス構造の数理モデリング

著者等紹介

高柳慎一[タカヤギシンイチ]
2020年総合研究大学院大学複合科学研究科博士課程修了、博士(統計科学)

長田怜士[ナガタリョウジ]
大阪電気通信大学情報通信工学部情報工学科卒業(学士)。新卒でセキュリティエンジニアをしていたが、機械学習がしたい欲求に抗えず株式会社ALBERTに転職し、機械学習プロジェクトの経験を積む。その後スタートアップ2社を渡り歩き、現職の株式会社ユーザベースに入社。現在はユーザベースのSaaS事業にて、機械学習を用いた機能開発・運用を主に担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶう

12
データ分析関係で良書の多いホクソエムの最新本。評価指標は様々な種類があり、どれを使えばよいのかはビジネス次第である。これを使えば間違いないという正解がない以上、それぞれの評価指標にはどういう特徴があり、どういう時に使うべきなのかを知識として知っておく事は重要。病気の診断に使うデータであれば、見落としをできる限り防ぐ指標を使うべきだし、営業に使うスコアリングであれば確実にコンバージョンに繋がる確実性の高い指標を使いたい。モデルの精度向上を頑張る前に、先ずは立ち止まってビジネスに合った評価指標かを考えたい。2023/02/25

shin_ash

8
評価指標と言っても何の評価指標か?何を評価するのか?で変わってくる。一方、狭義ではモデルの評価指標との文脈が一般的でもある。特に機械学習システムの機械学習モデルはビジネス視点で評価されるべきとの問題意識を本書は持っていて、それ自体は当たり前とは言え、中々難しいので着眼点は良い。しかしながら、文章なのか言い回しなのかは分からないが、恐ろしく読みにくい。暗黙の前提が多く、ロジックに飛躍を感じるところもあり、そう言うところを読者が補完しながら読む必要がありストレスになる。出版社等の校閲は入らなかったのだろうか?2023/03/08

yyhhyy

4
目的によってモデルの良さを判定する指標は変わるし、ビジネス上のインパクトも考えた方が良いよね、という本。実際のところ市井の人は各自のドメインで妥当とされる指標を引継ぎで使っているか、頑張ってベイズモデリングしてKPIに近い目的変数を使っているかなどで、本書レベルまで評価指標を普段は深ぼっていないのではないだろうか2023/02/23

icon

1
実際に何を評価するべきなのか?例えば、毒キノコならFalse positiveが99%求められる。 評価指標は、比較でなければならない。特に、形容詞は常に比較があるべき。 「評価指標に何を使えばいいか?」「ビジネスの構造に依存するため構造を教えてほしい」 目的関数→評価指標→KPI。評価指標とKPIは相関するようにしたい。 2023/06/09

tossy

1
ビジネスの問題を機械学習の問題に落とし込むことで無駄なモデル改善をしなくて良くなる。機械学習の評価指標の結果がビジネスでのKPI改善に繋がっていることを意識する。 2023/05/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20550245
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品