出版社内容情報
消費社会化、個性尊重教育、オタクの浮上、多元化する自己……若者はいかなる自己像を描き、大人は若者をどのように捉えてきたか!?
【著者紹介】
1964年生まれ。東京学芸大学教授。専門は社会学(自己論・物語論・若者文化論)。『趣味縁からはじまる社会参加』『自己への物語論的接近』など。
内容説明
消費社会化、「個性」重視の教育、自分探し、オタクの浮上、コミュニケーション不全症候群、ひきこもり、多重人格ブーム、「キャラ」の使い分け、分人主義…若者たちは自らのアイデンティティをいかに探求し提示してきたか。大人たちはそれをいかに捉え語ろうとしてきたか。消費からコミュニケーションへ、そして自己の多元化―若者のリアルと大人の視線とが絡み合いながら変化してきた30年の軌跡を鮮やかに描き出す。
目次
第1章 アイデンティティへの問い
第2章 それは消費から始まった
第3章 消費と労働との間で
第4章 「コミュニケーション不全症候群」の時代
第5章 コミュニケーションの過少と過剰
第6章 多元化する自己
第7章 多元的自己として生きること
著者等紹介
浅野智彦[アサノトモヒコ]
1964年、仙台市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京学芸大学教育学部教授。専門は社会学(自己論、アイデンティティ論、物語論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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