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出版社内容情報
衝撃の残酷絵で人気絵師へ。武者絵から歴史画まで多様な画風をこなした芳年の魅力を、傑作の数々とともに。オールカラー。新装版。
内容説明
狂気と戦慄を、美と快楽に変えた達人―「最後の浮世絵師」「血まみれ芳年」が放つ、魅惑の奇想世界へ。衝撃の「血みどろ絵」から、豪快無比の武者絵、不気味な幽霊・妖怪画、艶やかな美人画、新時代の新聞錦絵まで。オールカラー収録作品200点超。
目次
「通俗西遊記」―西遊記の名場面を若き芳年が躍動的なタッチで描く
「和漢百物語」―日本と中国の怪奇談と英雄にまつわる幻想世界
「美勇水滸伝」―小説や芝居好きにはたまらない、読本や合巻の登場人物が続々登場
「和漢豪気揃」―漲るエネルギー、色彩とともに溢れ出す
「近世〓義伝」―大利根河原での決闘、〓客たちの争いを描く
「英名二十八衆句」―残酷を極めた血みどろの世界を活写する
「東錦浮世稿談」―当時人気のあった講談を題材にした全五十話
「魁題百撰相」―古今の英雄たちの名前で官軍と彰義隊の壮絶な戦いを描く
「一魁隨筆」―和漢の物語の主人公が勢ぞろい、夢幻と奇怪の世界を垣間見る
「雅立功名鑑」―歴史に名を残した武将たちの、若き頃の強くてたくましい姿〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tyfk
4
「明治以前は武者絵ばかり描いていた芳年が、明治十年頃から美人画に没頭したのは新たな美への探究である。新しい描線を用いて新題材に取り組み、次々と新様式に挑んでいる」2024/02/15
果てなき冒険たまこ
1
今一番お気に入りの浮世絵師、月岡芳年の作品を主にシリーズものを中心にこれでもかってくらいに紹介してくれる。ちょっとだけ残念なのが解説が見事に通り一遍なのと(見立ての解説とかも入れてほしい)、数を詰め込むためか作品を切り抜いて紹介しているのが散見されていたこと。背景も込みで浮世絵なのにもったいない。まぁそんなのが吹き飛ぶくらいに鏑木清方の文章か印象的。2022/07/31
蘇芳
0
図書館にて。拡大画像が多く全体像が見通せないが作家の大まかな像がわかる。2021/01/18