内容説明
人生のやさしい騒音に包まれて。「遠い朝の本たち」幼年期からの読書体験を辿り、自己形成の原風景を描く。「本に読まれて」当代無比の読書家であった著者の書評を集大成。「書評・映画評ほか」書物や映画にまつわる単行本未収録エッセイ33篇。
目次
遠い朝の本たち(しげちゃんの昇天;父ゆずり;ベッドの中のベストセラー ほか)
本に読まれて(書評から;好きな本たち;読書日記)
書評・映画評ほか(作品のなかの「ものがたり」と「小説」谷崎潤一郎『細雪』;『インド夜想曲』と分身 複数の国語を往来する作家の苦痛と不安;3つの地球的感性の交錯 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
OHNO Hiroshi
2
「葦の中の声」アン・モロウ・リンドバーグ。「翼よ、北に」 「さよなら」について。もともと「そうならねならぬのなら」という意味だと教えられた。英語のグッドバイは god by 神はなんじとともにあれ。フランス語のアデゥーも、神のみもとでの再会を期している。 この国(日本)の人は、別れに臨んで、そうならねばならぬのなら、とあきらめの言葉を口にする。 「きみは人生に意義をもとめているが、人生の意義とは自分自身になることだ」サン・テグジュペリ。。2015/07/28
ゆりっぺ
0
2000年12月19日
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- 和書
- 日本国憲法の日本語文法




