内容説明
日本語と英語の力が両方のびる5日間講義。O・ヘンリーの名作『二十年後』翻訳に、5人の中学生が挑戦…!?論理的な読み方を身につけ、言葉の感度が上がる、刺激に満ちたレッスンを書籍化!
目次
第1週 AI翻訳はまだまだ危険!?(AI翻訳はどのくらい使える?;品詞の名前を覚えよう ほか)
第2週 登場人物について考える(「第1回翻訳にチャレンジ!」解説;『二十年後』授業)
第3週 翻訳の楽しさ、ここにあり(「第2回翻訳にチャレンジ!」解説;『二十年後』授業)
第4週 ことばのニュアンスを読みとろう(「第3回翻訳にチャレンジ!」解説;『二十年後』授業)
第5週 訳すことで、世界が広がる(「第4回翻訳にチャレンジ!」解説+『二十年後』授業)
著者等紹介
越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年生まれ。全国の読書会をまわって、ご当地のラーメンを食べるのが趣味(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nyangle
4
プロの翻訳者である筆者が、中学二年生たちに英文和訳の方法や考え方を講義する、という読み物。文章から意味をくみ取るとはどういうことか、また、言語によって的確に表現するとはどういうことかが、英文和訳を題材にしながら示されていく。「silky」の訳語、自分ならどうするかな、、、とか考えながら読める楽しいひとときでした。2024/07/08
せめてものパセリ
1
オー・ヘンリーの二十年後の翻訳を中学生が挑戦。冒頭ではAI翻訳での翻訳例をあげているが、まだ不自然な部分がある。意味が通っていて読みやすい文章にするにはどうしたらいいか、ということが書かれている。2024/05/10