出版社内容情報
団地に暮らす専業主婦・浩枝は、現実と見まがうような「人が死ぬ悪夢」にうなされていた。ある晩、夢で見た殺害現場が現実のものと分かり、自分に不思議な力があることに気づく。浩枝だけが知っている事件の真相を伝えるべく同窓生の刑事・片岡と連絡をとるが、同時に平穏な生活に影が射しはじめる。ノンストップサスペンス。
内容説明
団地に暮らす専業主婦の浩枝は、現実と見まがうような「人が死ぬ悪夢」にうなされていた。ある晩、夢で見た殺害現場が現実のものと分かり、自分に不思議な力があることに気づく。浩枝だけが知っている事件の真相を伝えるべく同窓生の刑事と連絡をとるが…。長編ノンストップサスペンス。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋学園高校卒業。76年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。ミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説などで幅広く活躍。2005年に第9回日本ミステリー文学大賞、16年に第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
291
赤川次郎さんの2016年刊行の本で最近の作品ですね。著者の作品を読メに登録するのは初めてですが、昔若い頃にはたくさん読んでいまして今回は久々の読書でしたね。題名はS&Gの名曲「明日に架ける橋」のもじりですが、あまり大きな意味はありませんね。本書のヒロインは「予知夢」によって不幸な出来事の場面が心に思い浮かぶ主婦・浩枝で、珍しくミステリーとファンタジーをミックスさせた物語ですね。うーん、一応はフーダニット・ミステリーですが、そこそこ意外性はあるものの勘の鋭い方なら著者の企みに薄々は気づきそうなレベルですね。2021/11/19
coco夏ko10角
23
専業主婦の浩枝は夢で見た殺害現場が現実のものだと知り…。他にも不思議な能力がある子によって色々分かったり。最後数ページはものすごく駆け足な感じ。2021/04/17
紅子
14
ちょっとした旅行にて、本がないことに気づきコンビニで買う。 その新幹線往復で読み終える。 ボリューム的にはそれくらいです。 スイスイ読めて世界もわかりやすい。ただ、赤川次郎さんの作品ってこんなに男女色恋沙汰が多かったか?その疑問が残りました。2020/10/08
白雪ちょこ
13
今回は、サスペンスというよりも、とある一家で起こった不倫や家庭内事情による、ゴシップ誌を読ませれているような気分になった。 主人公の浩枝は、ちょっとして予知夢を見るというSF寄りな能力を持っているが、事件という事件はそこまで起こらない。 どちらかと言うと、主人公の旦那、そして友達夫婦、女社長との試行錯誤している不倫劇の方が濃密に描かれていた。 男女の仲とはこういうもの、というダーク寄りなゴシップ誌という感じだった。2021/11/20
M.kaori☂️☂️☂️🌻🌻🌻☁️☁️☁️🍒🍊🪶🍍
6
一組の妻子を守りぬくボディーガードみたいな話かな。 ハラハラドキドキでも、そこには守り抜く!という会話のやり取りが多く。護られてる妻子も健気でかわいい。がんばれ!⸜( ॑꒳ ॑ )⸝みたいな。 感想ですっ。2020/11/29