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内容説明
冷たい視線を浴び続けてきた五体不満足芸人が訴える、「差別」を怖がらない友だち付き合いのススメ。
目次
第1章 障害者ですが、障害者が嫌いです
第2章 「障害者」は、商売道具なんでしょうか
第3章 自分だって「障害者」を利用してきた
第4章 オレが「差別しよう!」と訴えるワケ
第5章 過剰平等社会って、本当に苦しいんです
第6章 だから、差別をしよう!
著者等紹介
ホーキング青山[ホーキングアオヤマ]
1973年東京都大田区生まれ。先天性多発性関節拘縮症のため、生まれたときから両手両足が使えない。ビートたけしに憧れ、94年に“史上初の身体障害者のお笑い芸人”としてデビュー。『ここがヘンだよ日本人』に出演し、温泉で溺れそうになったりソリに乗ったりという体験企画を行い、話題となる。北野武監督作品『Dolls』で演画初出演。お笑い活動と並行して、2009年4月に「訪問介護事業所ENJOY」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
40
読破。なんか痛い。一方的で一視点からのみの意見。なんだかんだ言っても、自分が健常者を見上げてる──卑下してる感がありあり。自信を持つ=他人を見下す、を奨励しているけど、これって違う。自分を信じるから自信なんでしょ? あと、「差別」という言葉を安易に使うな!2013/11/30
国士舘大学そっくりおじさん・寺
22
身体障害のお笑い芸人・ホーキング青山による半自伝的差別論&人生論。私も介護の仕事をしているのだが、介護される側の正直な思い(もちろんホーキング青山ならではの鋭い意見だが)には啓蒙される事大であった。さすがに芸人だけあって笑わされるエピソードも多くて面白かった。乙武洋匡以上にテレビに出て欲しい人だ。昔、談志師匠のエッセイに出て来た青山世多加という若者がこの人だったんだなぁ。考えさせられるお勧め本。2013/12/20
こうちゃ
20
☆3 14歳の世渡りシリーズ。友達に嫌われないための平等なんておかしい。だったら、差別して差別されて、そこから個性を探せばイイ。身体障害者芸人が、自ら浴びてきた視線を跳ね返す差別のススメ。タイトルだけを見ると過激な発言だな~と思うけれど、著者が伝えたかったことは[差別をなくすために差別をしよう]。そこであらためて差別の意味を調べてみた。1 あるものと別のあるものとの間に認められる違い。また、それに従って区別すること。2 取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。ふむ、なるほど。2017/02/27
tomi
17
「差別は良くない」「みんな平等」というけれど、人間は他人を差別することで自信を持てたりする。確かに「お笑い」はまさにそれだが、著者は障害者でお笑い芸人。「差別されるプロ」(ビートたけしの推薦文)の立場からの考え方に、いろいろ考えさせられる。福祉の世界に身を置いているヘルパーほど、面倒見てやっているという見下した態度で接してくるという。介護の現場はかなり深刻なようだ。2013/11/23
むーむーさん
16
至極普通の感覚を持っている人なのだな。24時間365日五体不満足な人なのにすごい。2015/11/11