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出版社内容情報
明治という時代が手にとるようにわかる3冊セット。文明開化で変わりゆく社会を、当時のイラストをふんだんに使って解説する第1巻。
内容説明
1巻は、明治新政府がおし進めた西洋化に目を向けます。「文明開化」とは、積極的に欧米の文化を取り入れる風潮のこと。年号が明治に変わると、都市の中心部から西洋化が急速に進みました。銀座煉瓦街は、その象徴。西洋風の建築物が建ちならび、歩道にはザンギリ頭、洋装の男性が歩くようになり、車道には馬車が行き交いました。このほか、西洋の食べ物も大流行。鉄道が開業し、海外の万博を参考にした博覧会も学べて遊べると大評判に。あらゆる分野にわたった文明開化の嵐を、ぜひ感じ取ってください。
目次
明治15年ごろの東京(銀座煉瓦街) 錦絵に描かれた文明開化―計画的につくられた西洋風の銀座煉瓦街
文明開化とは?本に描かれた文明開化―牛鍋とザンギリ頭が『安愚楽鍋』に登場
乗り物(1)人力車 駕籠から人力車の時代へ―日本人が発明!?一気に増えた人力車
乗り物(2)馬車 馬車は馬に引かせた箱型の乗り物―庶民も乗れた乗合馬車、鉄道馬車
乗り物(3)鉄道 明治5年に日本初の鉄道が新橋‐横浜間で開業―都市から地方へ…急速に広がった鉄道網
乗り物(4)市電 電車は、明治28年に京都で営業開始―東京では、鉄道馬車のレールを流用
ファッション 背広を着てみよう!ドレスを着てみよう!―西洋化政策から広まっていった洋服
食べ物飲み物 初めて味わった食べ物、飲み物、西洋料理―牛肉、パン、ビール、菓子などに舌鼓
勧工場・百貨店 多種多彩な商品を陳列した人気店に人々が殺到―お店はショッピングが楽しめるように進化
上野動物園 明治15年に開園した日本初の動物園―ライオン、キリン…初来園の動物は大人気〔ほか〕
著者等紹介
深光富士男[フカミツフジオ]
1956年、山口県生まれ、島根県出雲市育ち。日本文化歴史研究家。光文社雑誌記者などを経て、1984年に編集制作会社プランナッツを設立。出版物の編集制作業務を柱に、自らもノンフィクション系図書の著者として、取材・撮影・執筆活動を続けている。著書に『はじめての浮世絵(全3巻)』(河出書房新社、第19回学校図書館出版賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。