内容説明
「超円高」が日本を圧し、多くの企業が悲鳴をあげるなか、世界では「通貨戦争」が勃発している。世界経済を動かしている「通貨」や「為替」の仕組みと最新情勢を気鋭のエコノミストが基本から解説。日本経済を左右する通貨の明日を読む。
目次
1章 「通貨とは何か」の全体像をつかむ6つのポイント
2章 「通貨」と「為替」の基本のキを知る
3章 「円」と主要通貨の真の現状とは
4章 なぜ「通貨戦争」は避けられないのか
5章 「通貨」と経済をめぐる素朴な疑問に答える
6章 「投資」の対象としての各国通貨の実力とは
7章 いまの世界経済は「通貨」でここまで読める
8章 「超円高」のつぎの展開をズバリ予測する
著者等紹介
水野隆徳[ミズノタカノリ]
1940年、静岡県生まれ。東京大学卒業後、富士銀行に入行。在職中は、ニューヨーク駐在シニア・エコノミストなどを歴任。84年に独立。(社)金融財政事情研究会ニューヨーク事務所長などを経て、国際エコノミストに転身。テレビ朝日『サンデープロジェクト』への出演をはじめ、経済・国際金融関連のコンサルティング、執筆、講演など多方面で精力的に活動。『水野塾』(安岡正篤教学を講義)を主宰。学校法人奈良学園常勤理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はるこ
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米国のソブリン危機や欧州危機などの世界の動き、また日本の今後の経済動向から、現在の超円高はだんだん円安に向かって行くと筆者は述べている。私も現在の円高は今がピークだと思っている。このあと更に円高が進んで、1ドル=50円台になるということは、まず考えられないだろう。日本は現在の円高で輸出が伸びず、経常収支も間もなく赤字に転落する。そうすると、円の価値は下がることになり、再び円安の時代がやってくるだろう。2012/11/18
horabook
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★★:インフル休暇で読んだせいかちょっといまいち。装丁が読む気を削いだのもあるか。内容は難しくはないがわかりやすくもなかった。2012/03/21
hattari
0
為替の先行きを読むのは難しい。が、経済と密接に関係している以上無知でいてはいけないと思う。日本は経済、お金に関する教育が未熟。中学までに教育すべき事だと思う。2012/02/22
森里健一
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教科書的な説明が書いている(正誤含む)2021/04/13