内容説明
かつて、西ローマ帝国はゲルマン人の侵入で滅び、ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路を開拓したことでポルトガルは大航海時代の主役となった。有史以来の事件や出来事は、およそ人・モノの大規模な移動によって起こったといっていい。世界の歩みを「道」から捉え直すことで、歴史の新たな側面を浮き彫りにする一冊。
目次
1章 世界史の幕開けを促した太古の「道」―人類はこうして拡散し文明社会を営みはじめた
2章 古代世界を形づくった「道」―国家、民族、文化の交差は現代にまで影響を与えた
3章 中世に激震を走らせた「道」―混乱と新秩序をもたらした“歴史的事件”をルートから読む
4章 大航海時代を創出した「道」―東方への進出は世界地図をいかに塗り替えたか
5章 近代の大変革を決定づけた「道」―産業革命と市民革命を達成させた道程とは
6章 近・現代の転換点を生み出した「道」―植民地主義の崩壊とアジアの台頭を担った道筋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
2
「道」という視点は良いと思う。ただこの薄い本に長い歴史のトピックをたくさん盛り込んだためか、教科書的紹介に終わっている。もう少し取捨選択して上手にまとめれば良かったのにと感じた。2015/07/08
てつてつ
0
現代の自分につづく、歴史には押さえる点があることを自覚しました。 それが「道」なんだと。学校の勉強は流れがない、近代史に重要性をおいてないと感じます。2013/08/04
Shunichi Kanamori(@shun0223)
0
”世界史”からイギリスだけを”つまみ”読み! http://blog.livedoor.jp/shun0223/archives/52275295.html2011/04/06
しかおおう
0
世界史を少し違った視点でたどれるが、場所に着目する分それぞれの話題が単発になりがちな気もした。歴史を地図付きで解説されていると分かりやすい。2021/07/18