幻冬舎新書<br> 日本の醜さについて―都市とエゴイズム

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幻冬舎新書
日本の醜さについて―都市とエゴイズム

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  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344984981
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0295

内容説明

個人主義で自己主張の強い欧米人とくらべ、日本人は集団主義的で協調性があり、「和をもって貴し」とする民族だと言われてきた。しかし、ひとたび街に目をむければ、それはまちがいだと気づく。利権まみれで雑多な東京。くいだおれ太郎やかに道楽など人形だらけの大阪。“千年の都”と称されながら破壊と建設をくりかえす京都。ローマと東京、ヴェネツィアと大阪、フィレンツェと京都―街並をくらべると、近代化と自由化をすすめ謳歌するあまり、無秩序とエゴにおおわれたのは欧米ではなく日本なのだ。都市景観と歴史が物語る、真の日本人の精神とは?

目次

第1章 日本人の協調性?
第2章 靴をはいたまま、ベッドに横たわれるか
第3章 ホテルにならない日本の城
第4章 カーネルおじさん、ペコちゃん、くいだおれ太郎…店頭におかれる人形の謎
第5章 安全か景観か
第6章 スクラップ・アンド・ビルドの国
第7章 東京の戦争、ローマの戦争
第8章 戦争と建築
第9章 坂口安吾の「日本文化私観」を批判する
第10章 利権まみれの街

著者等紹介

井上章一[イノウエショウイチ]
1955年、京都府生まれ。京都大学人文科学研究所助手、国際日本文化研究センター助教授を経て、同教授。専門の建築史・意匠論のほか、風俗史、美人論、関西文化論など日本文化についてひろい分野にわたる発言で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zag2

24
日本の都市景観や住宅地の景観をみると、個々の建物の自己主張が強い。欧米の建築は街の外観と調和する形だが、日本では「めだちたがり」である。「日本の都市建築はまわりの空気を読もうともしない」といったことから、日本人は空気を読み調和を重んじるというが、真の日本人の精神は違うのだ、というのが本書のテーマ。なるほど、そんな見方もあったのかと妙に感心しました。なるほどと思う一方で、では社会生活では集団主義的で協調性があるみえるのはなぜなのか、もう一段掘り下げてみたい感じがしました。2022/03/02

香菜子(かなこ・Kanako)

22
日本の醜さについて 都市とエゴイズム。井上 章一先生の著書。日本が集団主義的で協調性があるなんて幻想で妄想。個人主義で自己主張が強い自分勝手で利己主義だらけの日本。個人主義で自己主張が強い自分勝手で利己主義だらけだから日本の街は醜くなった。日本の街は醜さと日本人の個人主義で自己主張が強い自分勝手で利己主義だらけである現実から目をそらさないことがはじめの一歩。2023/08/18

雲をみるひと

17
日本の街や景観、建物について論じた本。納得できる箇所もあるが、背景や歴史的経緯をあまり取り上げず結果だけで論じている印象で流石に酷い論調と感じた箇所もあった。作者の考えに反発せず、このような考え方もあるという気持ちで受け入れる読み方をすることが良いと思う。2024/11/04

niisun

16
冒頭「突拍子もないと思われそうなことを、これから書く」と始まるが、それ以前に書きたいことが不明。坂口安吾の『日本文化私観』批判を章立てしてまで書いているということは日本文化に対する新機軸か?とも思うがそうでもなく、欧州の街並みと日本のそれを比較して、日本人は個人主義だと言ってみたり、イタリア人は日本人と違って戦禍から古代都市を守るために早期に降伏したと言ってみたり。無頼派の小説家が書いたエッセイ(日本文化私観)ではなく、研究センターの教授の新書なんだから、感じたことばかりでなく、もう少し論拠がないとなぁ。2018/06/14

阿部義彦

15
「霊柩車の研究」の井上章一さんが拘るのは今回は都市景観、建築物にまつわる日本の美意識が主題です。イタリアを反面教師としていますがローマの遺跡や文化遺産を守るために無防備都市宣言をして速やかに降参したイタリア、それに反して何よりも安全を第一に考えて、醜いペデストリアンデッキや柵を張り巡らす、余計なお節介文化の日本。外国人は歩道橋やペデストリアンデッキをみて呆れて、あんなもの喜んで利用する馬鹿が日本人なのか?ヴェネツィアなんて運河沿いにわざわざ手摺なんてなくて全部剥き出しでそこを跨いでます。結局美意識なのか!2018/08/21

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