内容説明
いくら速く本を読むことができても、内容を大雑把につかむだけでは役立たない。脳科学と認知心理学の成果に基づくSP式は、正確な理解、詳細な知識を求められるビジネスや受験で大いに威力を発揮している。人生に成功をもたらす、この速読ノウハウを初級から上級まで、あますことなく伝授する。
目次
プロローグ 「SP式」は、これまでの速読術とどれほど違うのか?
1章 「速読」と「理解・記憶」を両立できる秘密とは?
2章 基本トレーニング―まずは目の使い方をマスターする
3章 実戦トレーニング―覚えながら速読できるようになる
4章 超速トレーニング―速読力と理解力が飛躍的にアップする
著者等紹介
橘遵[タチバナジュン]
1951年生まれ。NHK学園高等学校社会科講師などを経て、右脳教育研究所を設立。速読や記憶法のノウハウを研究、指導。97年、「SP速読学院」を設立。現在、同学院院長として、大阪、名古屋、京都、東京で、多くの受講生を指導している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
19
速く読むために必要な能力は「視野」と「スピード」です。最初の章でどうしたら速く読めるか、そしてその理解力と記憶が両立できるかを説明した理論的内容でした。残りの章は目の動かし方やイメージ連想等の訓練方法、具体例が記載されていました。ワーキング・メモリーの他に「心内辞書」という領域が大脳の側頭葉にあることを初めて知りました。今まで視点訓練なんてしたことがありませんでしたが、今回を機に本書の内容を参考にした視点移動の訓練をやってみようと思います。視点移動訓練で、もう少し速く読めるようになったら嬉しいなー。2016/12/04
澄
16
現実的な内容で、訓練すれば出来るようになると思う。まずは視野を広げ、スピードアップ。でもこれはあくまでインプットを早める方法だと思う。内容を理解するには目にした単語、文節の意味が分からないことには理解しようがない訳で、その為にはまずは多読し、語彙、知識を増やすべきなのではないかと思ったり。2016/12/10
デビっちん
15
再読。少しの時間でも視点に関わる訓練を継続していたら、読書スピードが上がりました。ただ、目から入ってくる情報をとらえて読書しているのではなく、脳が本を読んでいると記載があります。ということは、今まで読書だったり、体験したことのストックがあったから、入力量を増やしたときに速く読めたと感じたのかもしれません。再読して気づいたのは、イメージ訓練は夢見にも効果があることでした。前回は速く読むことに焦点を当てていて読み飛ばしていたようです。完全な個人の仮説ですが、夢見とイメージ力は相循環な気がします。2017/04/20
おやつ
6
割と現実的で使える本だと感じた。右脳と左脳、視野と中心窩の話、インターバル効果、文字を見てイメージを想起する方法など。早くなるかも?2016/01/11
くろまによん
4
先輩に報告する研究用。図書館で借りられるまともな本がこれしかなかった。ただ内容としては納得できるものだった。役立てられるかな。2014/02/11