内容説明
有史以来、世界地図は、数々の英雄の登場や民族間の争いのたびに、刻々と形を変えてきた。戦争や革命の一つ一つを、地図とともにつぶさに検証することによって、これらが世界史に及ぼした影響、脈々と連なる興味深い因果関係が浮かび上がってくる。
目次
1章 “衝突”する文明、「東洋と西洋」の起こりの深層
2章 「イスラム」が西欧に侵攻した時代の謎
3章 東西を疾駆し、世界制覇を遂げた「モンゴル」の光と影
4章 冒険という名の侵略、「大航海時代」の裏面
5章 絶対王政を震撼させた「革命」の衝撃と激変
6章 列強による世界分割、「帝国主義」の時代の真相
7章 世界大戦の位置づけと「民族主義」への転換
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は、日本古代史、歴史哲学。比較文化的視野を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している
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感想・レビュー
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Midori Nozawa
8
何日もかかりました。地球上の長い歴史をざっくり理解できました。日頃目の前の雑事に追われるように、忙しく暮らすので、何にも知らなかった!ということだらけです。デンマーク語を学んでいることで、話題となるさまざまな外国事情、作曲家、言語などが私の教室です。わたしもほんとに小さなひとりの人間ですが、周りの人と仲良くして暮らす事が大事です。さいきん病院の待合室で初対面の人と話をして、「感じのいい人」と私のことを話している声がして、とても嬉しくなりました。2025/08/02
白いカラス
2
各時代のポイントポイントが整理されており、記憶を呼び戻すように読破することができました。2016/03/09
ryuetto
1
評価★★★2002/06/01
綾月
1
【蔵書】
菅原 亮介
1
第1巻に続き期待を裏切らない内容。非常に読みやすいし、現代の諸問題につながる過去の歴史を取り上げる構成はとても良い。このような本を読んだ後に各時代・地域を掘り下げた書物を読むと勉強になる。また、知識のある人にとってもまとめとして使える。私の中で再読リストに追加したい本になった。2013/06/08