内容説明
「身を焦がす」「あまつさえ」「遣らずの雨」「生さぬ仲」「身過ぎ世過ぎ」…。サラリと使えば一目置かれる、とっておきの美麗な言葉が満載。
目次
1章 人物を品定めする絶妙な日本語
2章 女と男をとりもつ艶っぽい日本語
3章 感情を描きだす心もようの日本語
4章 会話を光らせるシックな日本語
5章 仕事に活かしたい頭がいい人の日本語
6章 日々の光景を表わす暮らしの日本語
7章 美しい四季に育まれた情趣あふれる日本語
8章 人間関係をあぶりだすドラマな日本語
9章 人生の真理を見つめる味わい深い日本語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄人28号
10
☆☆☆☆☆ 再読。一角の人物、目から鼻へ抜ける,端倪すべからず、裃を着る、身を焦がす、科をつくる、矯めつ眇めつ、薄紙を剥ぐよう、因果を含める、知らぬ顔の半兵衛、鼻薬を嗅がせる、菜越し、おつもり、筆のすさび、灯ともしごろ、夜もすがら、朝まだき、遣らずの雨、生さぬ仲、親の意見と冷や酒は後で利く、来し方行く末、、伸るか反るか、物言えば唇寒し秋の風、など今はあまり使われなくなった味わいのある言葉が掲載されている。このような言葉には、日本の文化や伝統、日本人の心が込められている。死語にならないよう大切にしたい。 2018/03/28
てながあしなが
7
処分するつもりの本として、期待せずに読んだのだが、どストライク。美しい和語表現ばかりを取り上げた本。本を読んでいて知らない語があると必ず調べるようにしているので、なかなかのボキャ強者かと自負していたが、5ページに一つは知らない語が出てくる。知ってても、だいたい活用語彙ではなく、潜在語彙なのがまたニクい。カタカナ語ばかり使っている人から知性を感じはしないが、和語や雅語を使いこなす人からは知性を感じるので、この本の言葉を少しづつ使えるようにトレーニング。2018/01/16
としP
4
会話や文章の中にさりげなく使えたらかっこいいな~って言葉満載!「血は水よりも濃い」ってどういう意味だか知ってる?2012/08/11
空
2
普段何気なく耳にし、流してしまっている言葉の正しい意味を再確認できます。夢文庫さんの雑学本は楽しく、読みやすいのでお勧め。ふくろうのマークが目印です2010/06/12