内容説明
葬儀場の支配人・鴨田は通夜の夜に会った喪服の美女から、人の死に異常なエクスタシーを覚えるという驚くべき性癖を告白され…(『喪服の女』)。結婚10年目の香奈恵は普通の専業主婦。そんな彼女の前に向かいのマンションに住む男が現れた時から彼女の日常は淫靡なものに一変し…(『穴があくほど見て欲しい』)。日常に潜むエロスを描いた珠玉の短編集。
著者等紹介
霧原一輝[キリハラカズキ]
1953年、愛知県生まれ。早稲田大学文学部入学後、演劇活動に邁進。2006年に『恋鎖』(双葉社)でデビュー後、次々と作品を発表
渡辺やよい[ワタナベヤヨイ]
早稲田大学在学中に「花とゆめ」で漫画家デビュー。その後、レディースコミックに移行し、「レディコミの女王」の異名をとる。漫画だけではなく、小説・エッセイ・コラムなど幅広いジャンルで創作を続ける。2002年、小説『そして俺は途方に暮れる』(双葉社)で新潮社の第二回R‐18文学賞読者賞を受賞
北山悦史[キタヤマエツシ]
1945年、北海道生まれ。山形大学文理学部中退。1977年、官能作家デビュー。「官能小説大賞」「日本文芸家クラブ大賞」「報知新聞社賞」を受賞。気功家としても活躍、各地で気功教室を開いている
文月芯[フズキシン]
1949年、東京生まれ。舞台、演劇、イベント制作などに携わった後、スポーツ新聞や小説誌の短編官能コンテストで才能を認められる。2007年、『六弁花』(徳間文庫)でデビュー
響由布子[ヒビキユウコ]
神奈川県出身。動物が大好きなバツイチ主婦。繊細な心理描写と大胆な官能描写に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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