内容説明
発禁本に憑かれ、発禁本の探求に全身全霊を投入・没頭すること70年。米寿を迎えんとしてなお、探索に執念を燃やしつづける斯界の第一人者・城市郎。他の追随をゆるさない希有のコレクションのなかから、性典、奇書、文芸作品、秘本、淫本、猥本、艶笑・猥談本、猟奇本、変態本などの逸品を公開する。摘発・削除を命じられた個所を、取り諦まりにあたった警察当局の内部文書から復元して、なにがワイセツかを問う。
目次
「談奇党」「古今桃色草紙」花房四郎
性典
奇書
文芸作品
中国の風流小説(『肉蒲団』『聊斎志異』他)
秘本・淫本・猥本
艶笑・艶語・猥談
猟奇・変態・恥奇
遊里・魔窟
性風俗・裸体美
戦後日本の性書
古沢岩美(画集、挿画、挿絵本)
著者等紹介
城市郎[ジョウイチロウ]
1922年、仙台生まれ。発禁本蒐集・研究の第一人者。戦前から現在までに集めた発禁本および関係資料の蔵書は一万数千点におよぶ。蒐集のかたわら執筆活動を精力的に行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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