河出文庫<br> 中国悪党伝

河出文庫
中国悪党伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784309471983
  • NDC分類 282.2
  • Cコード C0122

内容説明

中国史上ただ一人、女帝となった猛女・則天武后と、彼女の恐怖政治をささえた酷吏たち。皇帝の信頼と恩寵にそむいて天下を簒奪した安禄山ら裏切り者たち。国政を私物化した売国宰相や金の亡者の大臣、宦官。民主主義と革命を食い物にした袁世凱…。権謀術策入り乱れる中国社会でも、スケールと徹底性で群をぬく巨悪の実態。そこ知れぬ人間性の暗黒面から覗く、知られざる“悪”の中国史。

目次

則天武后の恐怖政治を支えた酷吏―来俊臣
玄宗の信寵を裏切った叛将―安禄山
唐の天下を簒奪した“忠臣”―朱全忠
岳飛を謀殺した売国宰相―秦桧
“九千歳”の僭上宦官―魏忠賢
20年間も国の歳入の半分を私した権臣―和〓
革命を食い物にした皇帝病亡者―袁世凱

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くす

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図書館にて。学校で習った世界史で一度は聞いたことがあるであろう秦檜や袁世凱などを扱っている。共通しているのは掲載されている人物が政治的に指導する立場であり、人民を鑑みずに私利私欲に走った点である。意外にも武則天は来舜臣の章では政治家らしく描かれていたように思える。一役人や農民が天子や権力者にというのは昨今のなろう系小説でも描かれるシンデレラストーリーではあるけれども、現実はそう甘くはないようだ。2021/06/04

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