感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
嫁宮 悠
2
SF界の大御所アシモフの科学エッセイ71篇。コンピューターネットワークの発達、人口過密、エネルギー問題、ロボットと労働力、宇宙時代のスポーツなど、当時のデータと想像力でもって楽しく読ませる未来予測。的中しているものもあれば、外れている、あるいはまだ実現していないものもある。40年という月日は我々の世界をどう変えたのか、そしてどう変わっていくべきかを考えさせられる、いつまでも色褪せることのない作品である。2017/11/05
motoroid
1
1974年に未来をテーマに書かれたエッセイ集。描かれた課題は高齢化社会、資源・食糧危機、循環型社会など今も通じるところが多い。40年前の課題はまだ課題のままであることに気付かされた。高齢化社会の解決策は出生率の増加ではなく、高齢者教育による高齢者特有の保守思想を改革することというのは目から鱗でした。2015/12/28
ハンギ
1
アシモフの科学エッセイ。1981年出版。航空会社の機内雑誌に掲載した小さなコラムを集めたもので、重複も目立つけど面白かった。SF的な設定を探す時にみると面白いと思います。アシモフは有名ですけど、化学を大学で教えていたりするのでその方面はすごいですね。古いのは仕方がないけど、これ実用化すると便利だなというものはあったかも。海から資源を取り出す事や、宇宙で原子力発電所または核融合発電施設を作る計画や、ゴミから資源を取り出す方法など、実現しやすいものから実現に程遠いものまでありました。核融合にはこだわりますね。2012/07/10
KimuraShinichi
0
あとから英語の原書でも読んだ。
えんじ
0
金子務訳という安心の一冊。古書店で見かけて購入した次第。アシモフのエッセイはバラバラのものがまとめられただけというのもありますが、これは未来予測的な方向のものばかりまとめているタイプ。1980年代くらいの未来予測なので既になったもの、コストなどで実現しかなかったもの、予想外の発展を遂げたものなど検証できて面白い。心理歴史学をサイコヒストリーとそのまま出してきたのにはちょっと驚きました。2025/03/30
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- 和書
- 学者人生のモデル