出版社内容情報
モルモン教原理主義を通して、人間の普遍的感情である信仰の問題をドラマチックに描く、渾身のノンフィクション! 解説=桐野夏生。
【著者紹介】
1954年生まれ。登山家、ジャーナリスト。多方面にわたって執筆活動を続ける。著書に 「荒野へ」(集英社)「空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか」(文春文庫)など多数。
内容説明
弟の妻とその幼い娘を殺害したラファティ兄弟は、熱心なモルモン教信徒であった。著者はひとつの殺人事件を通して、その背景であるモルモン教とアメリカ社会の歴史を、綿密かつドラマチックにひもといてゆく。人間の普遍的感情である信仰、さらには真理や正義の問題を次々突きつけてくる刺激的傑作。
目次
第3部(退去;水では役に立ちそうもないから;スケープゴート;神の御旗のもとに)
第4部(福音主義;リーノ;プロヴォの裁判;大いなる恐ろしい日;アメリカの宗教;ケイナン山)
著者等紹介
クラカワー,ジョン[クラカワー,ジョン] [Krakauer,Jon]
1954年生まれ。ジャーナリスト、登山家、作家。寡作ながら徹底的な取材に基づいた迫真のノンフィクション作品を発表しつづける
佐宗鈴夫[サソウスズオ]
静岡県生まれ。翻訳家。早稲田大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



