内容説明
言葉ではウソをつけても、しぐさではウソをつけない。自信のあるなしや、安心/不安なときのしぐさの違いを見分けられるようになれば、人とのつきあいがスムーズになる。「スパイキャッチャー」、「人間ウソ発見器」の異名をとる元FBI捜査官が、普段見落としがちなしぐさによるメッセージを、あますところなく明かす。
目次
第1章 しぐさに秘められた意味を知る
第2章 辺縁系の遺産で生きる
第3章 ボディー・ランゲージへの第一歩を踏み出す―足と脚のメッセージ
第4章 胴体の語るヒント―腰、腹、胸、肩のメッセージ
第5章 手の届く範囲にある知識―腕のメッセージ
第6章 落ち着くために―手と指のメッセージ
第7章 心のキャンバス―顔のメッセージ
第8章 ウソを見抜く―慎重に判断すること!
第9章 最後に
著者等紹介
ナヴァロ,ジョー[ナヴァロ,ジョー][Navarro,Joe]
25年にわたってFBIスパイ防止活動特別捜査官を務め、ノンバーバル・コミュニケーション専門のスーパーバイザーとして活躍。セント・レオ大学やFBIで、非常勤の講師を務める
カーリンズ,マーヴィン[カーリンズ,マーヴィン][Karlins,Marvin]
プリンストン大学で心理学博士号を取得後、サウス・フロリダ大学で経営管理学の教授を務める。著書多数
西田美緒子[ニシダミオコ]
翻訳家。津田塾大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naoっぴ
69
図書館で何気なく手にとってそのまま立ち読み。人のしぐさが表すものをテーマにした本は多いけれど、この本は理論的でした。しぐさのあれこれは、人が緊張したとき、不快なとき、または喜んだとき、興奮しているときなどあくまでも情動的なもので、例えば嘘をついているというような、このしぐさは○○だなどと具体的な何かに短絡的に結び付けるものではないということには大いに納得。FBI捜査官が一定の質問に関連するしぐさを見て推理するプロセスは興味深かった。2016/05/18
k5
58
ミステリで小さなしぐさから犯人を当てる展開が好きなもので。まあまあ面白く読みましたが、なんかこんなもんか、という感じもなくもない。写真のおっさんがかわいいです。2023/07/13
zoe
20
言葉だけでなくボディランゲージの意味を知ることができれば、より豊かな人間関係が築けるはず。私達には生き残るために獲得した反応「固まる」「逃げる」「戦う」がある。そういう観点で足の動きは正直。腕や手は軽いタッチがコミュニケーションと社会の調和に重要(最近はハラスメントを過剰に意識するけれども)。べき、べからずは文化的背景あり。2つの表情を見かけたら、最初の表情が正しい。出典は忘れたけれど、手話との組み合わせで、大人数で離れていても、大声での会話もしている最中、会話をしている人たちがいると読んだ事を思い出す。2021/02/07
wiki
19
ちょっとアメリカンすぎるような気もするが。おおまか共通する点もあるので一つの参考にはなる。こうしたところに言葉以外の表情が現れると理解しながらコミュニケーションをとるのとそうてないのとでは得られる情報量が異なる。外交を基とする仕事柄、これは大切な観点として持っておきたい。2020/04/30
けん
16
【★★★☆☆】写真の例があり視覚的にわかりやすい。2022/02/11