内容説明
「菜の花や月は東に日は西に」「夏河を越すうれしさよ手に草履」など、巨匠の名句を精選し、春夏秋冬の流れで読み解く「新しい与謝蕪村」。梅の花びら、牡丹のソナタ、サウダーデ、芭蕉への讃仰…自在にめぐる思考の円環が優美な世界を浮き彫りにする。巻末に吉増剛造「蕪村心読」収録。
目次
夜半亭 饗宴(春;夏;新花摘;秋;冬;春風馬堤曲)
著者等紹介
辻原登[ツジハラノボル]
1945年生まれ。90年『村の名前』で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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