内容説明
外務省公文書に記された恐るべき政府見解。そして「事故調査報告書別冊」の片隅に、隠すようにして記載された「異常外力着力点」の存在―。新たに発見された数々の証拠から、「後部圧力隔壁説」の矛盾と欺瞞を読み解き、驚くべき真の墜落原因が明らかになる。墜落の真相を追う第一人者による、告発のノンフィクション。
目次
第一章 事件の真相―時空の闇(私たちが騙された〈あの日〉;外務省は事件とわかっていた ほか)
第二章 異常外力着力点(隠されてきた公文書;異常外力の正体 ほか)
第三章 沈黙と非開示―罪を重ねる人々(答申書―嘘も詭弁もつきたい放題;在日米軍の情報開示―FOIA ほか)
終章 521人の声を聴く
著者等紹介
青山透子[アオヤマトウコ]
ノンフィクション作家。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程を修了、博士号取得。日本航空国際線客室乗務員を経て、客室乗員訓練部の技能をもとにした日航関連会社設立時に教務を担当し、企業、官公庁、大学等の人材教育プログラムに携わる。現在は弁護士、研究者、有識者と共に立ち上げた「日航123便墜落の真相を明らかにする会」(会長・吉備素子)の事務局を務めている。著書『日航123便 墜落の新事実―目撃証言から真相に迫る』は13万部のベストセラーとなり、本屋大賞ノンフィクション部門ノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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