内容説明
世界経済は矛盾に満ちている。カネ、株式、エネルギーを独占する者たちの覇権争いに、私たちは巻き込まれたままだ。歴史的事実から紐解けば、やがて資本主義は終わりを迎えていく。帝国主義のイデオロギーにメスを入れ、西洋史の観点から解いた水野和夫の授業。東洋英和女学院大学大学院で行なわれた講義録を文庫化。
目次
第1章 貧困化する先進国
第2章 合理主義は限界に達したのか
第3章 株式資本主義はいつ誕生したのか
第4章 富は分配できない
第5章 近代社会の制度疲労
第6章 「帝国化」する世界
第7章 グローバリズムと富の集中
第8章 成長なき社会で
著者等紹介
水野和夫[ミズノカズオ]
1953年生まれ。経済学者、法政大学教授。三菱UFJ証券チーフエコノミスト、内閣官房内閣審議官、日本大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。