翻弄者

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087814163
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

14歳のときから、十数年間もフセインの宮殿に軟禁されていたという予言者。薬物依存症の娼婦に思いを寄せ、併走するかのように、その世界に堕ちていく男。キューバ革命の陰で、表現の自由を奪われ、追憶だけで命をつなぐ詩人。時代に翻弄され、不条理に疲れ、それでも拠りどころを手探りする人間たち。

目次

1 ジャマールを探して(不思議な男;空気を読む男;楽になる男 ほか)
2 ケープタウンに漂う(情けない男;うきうきする男;酩酊する男 ほか)
3 キューバに残った詩人(うつむく男;土を食べる男;とらわれの男 ほか)

著者等紹介

藤原章生[フジワラアキオ]
1961年福島県生まれ。北海道大学工学部卒業、住友金属鉱山勤務を経て、89年に毎日新聞入社。95~2001年、駐ヨハネスブルク、アフリカ特派員、2002~06年、駐メキシコ市、ラテンアメリカ特派員。08年より、ローマ特派員。『絵はがきにされた少年』(集英社刊)で第3回開高健ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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こたつ

1
余韻の残る作品でした。1つ1つ置く様に書かれている文章のリズムが心地よく、言葉が静かに響いてきました。2017/02/16

matsu0310

0
☆☆ノンフィクションにしちゃあ、抒情的に内面偏向?気味。でも、小説にしちゃぁ小品過ぎ・・・特にサダム・フセインの預言者の話なんて、一回のインタビュー「だけ」ではすんごく勿体ない/消化不良な感じ2010/05/23

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