出版社内容情報
ニーチェ、デカルト、ヒューム、カント、ヘーゲル、キルケゴール、サルトル、デリダ…偉大な哲学者たちも一皮むけば厨二病だった!?
内容説明
14歳。それは、誰もが味わう当たり前だと思っていた常識が崩壊する年頃。「なんで人殺しはいけないの?」。常識に疑いを持つ瞬間。厨二全開の斜に構えた「極端で幼稚な発想」。だが、こんな程度の発想から、世界の常識をひっくり返すような哲学はいくつも生み出されてきた。厨二的感性で、偉大な哲学者たちの論を見直せば、難解な思想の本質が見えてくる!
目次
第1章 十四歳からの哲学ニーチェ
第2章 合理主義の哲学デカルト・ヒューム・カント・ヘーゲル
第3章 実存主義の哲学キルケゴール・サルトル
第4章 構造主義の哲学レヴィ=ストロース・ウィトゲンシュタイン
第5章 ポスト構造主義の哲学デリダ・ボードリヤール
第6章 これからの哲学
著者等紹介
飲茶[ヤムチャ]
東北大学大学院卒業。会社経営者。哲学や科学など敷居の高いジャンルの知識を、楽しくわかりやすく解説したブログを立ち上げ人気となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポルコ
32
「史上最強の哲学入門」を、さらに深く掘り下げたような哲学入門書。最後の章に作者飲茶の哲学論が炸裂する。結局ニーチェ大好きな飲茶が現代世界を、より良く、力ずくで変えて行く事を切に思う。2019/04/21
かわうそ
30
★★★★★ここでいう14歳というのは斬新な既存の価値観への稚拙な疑問を抱く状態のことを言っている。というのも哲学はある意味で14歳(既存の価値観への稚拙な疑問)によって哲学史は歩まれてきたからだ。人類はボジティプな思想(外へ向かう力を元にした思想)とネガティブな思想(内へ向かう思想つまり、一種のあきらめ)の繰り返しのように思える。ポスト構造主義は結局は明確な方向性がない、デリダの脱構築もボードリヤールも既存の枠組みから人は抜け出せないと言っているだけで何も解決策を明示した訳ではないことからもそれは明らかだ2021/12/09
ルル
24
表紙がもったいないほど⁉️考えたい人に!オススメ(o^^o)2019/11/06
りょうみや
22
「史上最強の哲学入門」に続けて読む。史上最強より取り上げる哲学者を大幅に減らしその分内容を掘り下げている。変わらず分かりやすく面白い。なぜ「14歳」かと言うと、哲学というのは、難しい言葉を使わなければ14歳が言っていることと変わらず14歳でも理解できるということ。そして、哲学は当たり前のことを疑い覆すことなので、色々分かってきてかつ空気の読まなさをもつ14歳らしさが大事だと言うこと。2019/10/18
ひなた*ぼっこ
18
表紙ポプテピじゃん(笑)って手に取った時点でなんか策略にはまった気がしてなんか悔しい。これの対象層どこですか。でも内容は分かりやすくて面白かった。哲学って小難しいイメージがあったので良い入門書です。2019/10/27