出版社内容情報
あおくて終わりのない海と空にかこまれたナナカラやまは、とても美しくて豊かな世界。動物や花や木や魚、虫や石や風…みんなナナカラやまに住むナナカラたちです。ナナカラたちは、うれしいこと、かなしいこと、ずっと昔からあったことも、つい昨日のできごとも、お話にしたり歌にしたりして、楽しみ、伝えていきます。
1巻は、くまおばあちゃんが孫のこぐまに語ってきかせる「はなひつじやま」や「たぬきのむすめさんのしっぱい」のお話。絵本から読み物への移行期にオススメの幼年童話シリーズです。
内容説明
おいしいジャムをつくるのにわすれてはいけないことは…?森のくらしには、おいしいものがたくさん!心あたたまる小さなお話シリーズ第1巻。
著者等紹介
どいかや[ドイカヤ]
1969年、東京都生まれ。東京造形大学デザイン学科卒業。『ひまなこなべ』(文・萱野茂/あすなろ書房)で、第64回産経児童出版文化賞“産経新聞社賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆっき
19
くまおばあちゃんのナナカラやまものがたり。ほっこり優しい絵が魅力的な絵本。野いちごとはちみつをお鍋に入れてストーブでくつくつ。おばちゃんのジャムがとっても美味しそう。豊かな自然のありがたさを感じる素敵な絵本でした。2022/12/20
anne@灯れ松明の火
19
童心社の絵本を、あすなろ書房が全3巻の絵童話シリーズとして、新たに出版。絵本と同じ2話と新しい話が1話。新しい1話は、絵本のラストで、こぐまが大好きだからとねだった「たぬきの むすめさんの おはなし」! それが読めるとは、こぐまと一緒に大喜びだ。同じ話も、言葉を練り直し、”絵童話”という呼び名にふさわしい充実した内容に仕上げられていた。「ナナカラやま」のナナカラたちの生き生きとした姿を読んでいると、自然の中で深呼吸したくなる。そして、温かい気持ちになって、自然を大切にしたくなる。#NetGalleyJP2022/11/05
spatz
18
ナナカラやまが、なぜ美しく豊かなのかというと、数えきれないほどのたくさんの生き物が暮らしているから。 くまのおばあちゃんは、この山に紡がれてきた伝説や物語の語り部であり、そしてそこに暮らすたくさんの生き物の一人。 今一番大切なことのひとつ、として意識されている多様性というテーマがここにもしっかりひそんでいる。 みんなみんなつながって生きているということ。#NetGalleyJP2022/10/27
はるぽん🐰道草中🐱
14
2014年に大きめの絵本で読んでいたことがわかりましたが、今回改めて読めてよかったです。「たぬきのむすめさんのナナカラナッツ」は初。お母さんにおつかいを頼まれたむすめさん、ナナカラやまの上の方に住んでいるおばあちゃんの家へ。帰りに大好きなナナカラナッツをたくさんもらいますが…誰にでもあるちょっとした欲、私には笑い話にはできそうにもない内容でした💦この絵本は手に持ちやすいサイズで どいかやさんの絵が60ページ以上楽しめ嬉しい♪2023/03/04
Midori Matsuoka
10
絵本『ナナカラやまものがたり』を読んで、こちらも読み始める。個人的にはこちらの形式の方が好き。1ページ1ページ挿し絵も楽しめて、お話もしっかり読めるから。 絵本では語られなかった、こぐまが大好きなたぬきのむすめさんの話が読めて満足。 「くまおばあちゃんのジャム」「はなひつじやま」は絵本にも収録。「たぬきのむすめさんのナナカラナッツ」は未収録。 たぬきのむすめさんを魅了するナナカラナッツはどんなお味なんだろう。そして、欲張った気持ちが引き起こしたハプニングはかわいらしい挿絵とはうらはらになかなかシビア笑。2024/01/24
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