出版社内容情報
天皇とは何か、神器はなぜ天皇に祟ったのか。天皇を天皇たらしめる祭祀の基本・三種の神器の歴史と実際を掘り下げる。
戸矢 学[トヤ マナブ]
1953年、埼玉県生まれ。國學院大學文学部神道学科卒。神道・陰陽道研究において、独自の視点からアプローチを提示し、常に新たな問題・課題を提起する。主著に『卑弥呼の墓』『日本風水』『陰陽道とは何か』ほか。
内容説明
神器を失うと、天皇ではありえない―。唯一宮中にとどまり続ける究極の秘宝「八尺瓊勾玉」(宮中に鎮座)、アマテラスが同床共殿を命じた「八咫鏡」(本体は伊勢・内宮に鎮座)、祟りなす妖刀から英雄の佩刀へ変貌し流転した「草薙剣」(熱田神宮に鎮座)。宮中祭祀の中心となる神器の歴史から、天皇の起源にさかのぼる。
目次
第1章 八咫鏡―アマテラスが命じた「同床共殿」(神器の第一は“玉”か“鏡”か;神秘の宮中三殿 ほか)
第2章 草薙剣―天皇への祟りから、英雄の佩刀へ。変貌する流転の秘宝(熱田神宮の“実見”記録;鹿島神宮の十握剣 ほか)
第3章 八坂瓊曲玉―唯一、宮中にとどまり続ける究極の秘宝(勾玉の美は「命の形」か;「まがたま」の表記 ほか)
第4章 三種の起源―四五〇〇年前の謎と、正統性の「保証」(三種の神器の由来;祟り神から御霊信仰へ ほか)
第5章 昭和・平成の神器―昭和天皇が守ったもの(三島由紀夫の「三種の神器」観;践祚にともなう三種の神器の承継 ほか)
著者等紹介
戸矢学[トヤマナブ]
1953年、埼玉県生まれ。國學院大学文学部神道学科卒。専門は、神道・陰陽道・地理風水・古代史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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