出版社内容情報
平成の今、日本は「がらり」と変ってしまうのか?そのような恐れも胸に、昭和の日本や家族を振りかえる。名脚本家の名エッセイ。
【著者紹介】
1934年、東京生まれ。大学卒業後、松竹入社、助監督を務める。独立後、数々のTVドラマ脚本を執筆。作品に「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」他。88年、小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞を受賞。
内容説明
自分は昭和で形成され、平成になってからの変化をよそからの攻撃のように感じていた…過ぎ去ったものを愛しながら、戦争の記憶を失わない世代の一人としてつねに未来を指向する。戦後日本をテレビドラマとして描きつづけた名脚本家・山田太一が折々につづった大切なこと。心にしみるエッセイ集。
目次
呪縛
明るい話
私が受けた家庭教育
私たちを支えてくれている他者の姿―橋口譲二写真集『職』
車中のバナナ
赤いネオンの十字架
柯橋鎮
味気ない反復の呪縛
組織の中で働くということ
底流にあるもの〔ほか〕
著者等紹介
山田太一[ヤマダタイチ]
1934年、東京浅草生まれ。早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所入社。演出部で木下惠介監督の助監督に。65年、脚本家として独立、「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」など数多くの名作テレビドラマを手がける。88年、長編小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞、2014年、エッセイ集『月日の残像』で小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おさむ
白玉あずき
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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