内容説明
朝敵の汚名を着せられた会津藩砲術師範の娘に生まれ、銃をとって戦った篭城戦。国破れ、辛酸をなめた八重は、京都に出て同志社を創立する新島襄と出逢い、古い時代の殻を破り自立したキリスト者として、明治・大正・昭和の三代を生きぬく。元祖“ハンサムウーマン”と呼ばれた、会津士魂みなぎる女の激動の生涯。
目次
第1章 会津藩、運命の八月二十三日―鶴ヶ城篭城戦に突入
第2章 会津の悲劇はなぜ起こったのか―藩主容保、苦渋の決断
第3章 奮戦する八重、城外で戦う女たち―会津婦道の精神
第4章 修羅の篭城一ヵ月、ついに落城―会津藩の末路
第5章 新島襄との再婚―時代の最先端を駆けた八重の虚実
第6章 社会福祉活動、晩年は茶の道に―常に会津魂を忘れず
最終章 不屈の会津魂を生き抜いた女たち
著者等紹介
楠戸義昭[クスドヨシアキ]
1940年、和歌山県生まれ。歴史作家。立教大学卒。元毎日新聞社編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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