河出文庫
むかしの汽車旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309411644
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

内容説明

30人それぞれの鉄道へ寄せる想いを集める名随筆アンソロジー。鴎外、子規、漱石から、芥川、太宰、串田孫一、岡田喜秋まで。車窓、停車場、車中、夜汽車、二等車、三等車、シベリヤ鉄道、トンネル、常磐線、甲武線、熱海線、根室本線、小海線、飯田線、鉄道唱歌…。四季折々の旅と、鉄道を通してみたさまざまの人間模様。

目次

電車の窓(森鴎外)
総武鉄道(正岡子規)
満韓ところどころ 三十二(夏目漱石)
迎妻紀行(大町桂月)
常磐線(陸羽浜街道)(田山花袋)
左の窓(泉鏡花)
汽車奥の細道(高浜虚子)
停車場の趣味(岡本綺堂)
甲武線(島崎藤村)
深川の唄(永井荷風)
冬の車窓(別所梅之助)
木曾山脈を汽車の窓より(小島鳥水)
雪中行―小樽より釧路まで(石川啄木)
汽車の中で(萩原朔太郎)
夜汽車(近松秋江)
蜜柑(芥川龍之介)
大陸横断の車中にて(正宗白鳥)
二等車に乗る男(豊島与志雄)
化物丁場(宮澤賢治)
熱海線私語(牧野信一)
三等車の中(スケッチ)(中原中也)
シベリヤの三等列車(林芙美子)
丹那トンネル開通祝い(原民喜)
列車(太宰治)
解散列車(坂口安吾)
千歳線風景(伊藤整)
根室本線(更科源蔵)
小海線の車窓(串田孫一)
伊那谷の断想―飯田線(岡田喜秋)
鉄道唱歌(大和田建樹)

著者等紹介

出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年、茨城県生まれ。作家、エッセイスト、古書店主。1992年、『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、1993年、『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。