河出文庫<br> 心理学化する社会―癒したいのは「トラウマ」か「脳」か

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河出文庫
心理学化する社会―癒したいのは「トラウマ」か「脳」か

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309409429
  • NDC分類 140.4
  • Cコード C0111

内容説明

トラウマ、癒し、ストレス、プロファイリング…あらゆる社会現象が心理学・精神医学の言葉で説明される「社会の心理学化」。精神科臨床のみならず、大衆文化から事件報道に至るまで、分野を超えて同時多発的に生じたこの潮流の深層に潜む時代精神を鮮やかに分析。来るべき批評と臨床の倫理を追求する。

目次

1章 表象されるトラウマ―書籍・音楽編
2章 表象されるトラウマ―ハリウッド映画編
3章 精神医学におけるトラウマ・ムーブメント―PTSD、多重人格、ACにおける濫用
4章 カウンセリング・ブームの功罪―来談者中心の弊害、そして心のマーケット
5章 事件報道にかつぎ出される精神科医―「不可解な犯罪」を物語化する欲望
6章 こころブームから脳ブームへ?―「汎脳主義」への批判
終章 「心理学化」はいかにして起こったか―ポストモダン、可視化、そして権力
付録 「ひきこもり系」×「じぶん探し系」

著者等紹介

斎藤環[サイトウタマキ]
1961年生まれ。精神科医。専門は思春期・青年期の精神病理、病跡学、ひきこもり問題の臨床・啓蒙活動。サブカルチャー、映画、アートなどの批評の仕事にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

46
斎藤環氏のダークナイトへの考察は見ものである。考察一つ一つが面白い。2019/11/25

ころこ

43
人の心を知りたいという欲望が、90年代以降になぜ強くなったのか。成熟社会は、内省的な自己像を求めました。「心理学化」はそこに、類型化、視覚化、表層化の技術を与えて、人々の欲望に応えます。ところが、心理が記述をつくるのではなく、記述が心理をつくるというように、「心理学化」は副作用ももたらします。著者は、医師としての自覚と責任において、言葉を選んで、慎重に議論をしています。本当のトラウマを持った患者は当然いて、救わなければならないのは言うまでもありません。ただし、記述からはじまる「イメージのトラウマ」は、じぶ2019/08/09

たばかる

20
斎藤環2冊目。最近同行を追っている。映画で悪役に必ず描かれるようになったトラウマ背景、「わたし」の小さい心の傷を歌うのに広く共感されるポップ音楽、凶悪事件の犯人の背景を探ろうとする報道/呼ばれる心理学者•社会学者、これらを具体的にあげつつその内容や批判を吟味する。著者によれば①心を知りたい欲求は人にあるもの、かつ②メディアが先でなく人々の間で需要がもとからあった。③システム論的には、個人と世界の間にあるような中間的な層が近代化で崩れたため、それを補完しようとして自己を精神分析のパターンに埋め込むように→ 2020/08/25

白義

14
最近読んだ心理学、精神医学関連では最大級の名著。サブカルから犯罪、日本の心理学史もたどりながら、心理学の言葉で社会問題や文化が語られる社会の心理学化を徹底批判。さらに、ゲーム脳に代表される脳科学ブームの危険性も指摘し、社会の心理学化の原因と、その先の倫理を哲学的に探求、と至れり尽くせりな本。視点もバランスが取れていて、安直なトラウマ批判や心理学の否定は一切していない。結論は東浩紀と似ていて、社会の中間領域、象徴界の機能不全がキーワード。心と社会が気になるテーマなら、いの一番に読むべき2011/12/05

ちぃ

9
ドラマも映画もトラウマ大安売り。ワイドショーも専門家気取りが精神分析。もはや心理学は一種のブームでありエンタメである。トラウマ・AC大いに結構。でも、そうした現象に尾ひれがついて、誤解を受けやすくなっているのもたしか。。人は、不安定な状況も、説明さえできれば安心するし、媒介されることに快楽を覚える。なんでも可視化したい世代なのですかね。PSYCHO-PASSみたいな世界も、社会は(ひとりひとりの個人ではない)少し望んでるのかも。2016/07/19

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