出版社内容情報
日本映画史上に燦然と輝く『男はつらいよ』。家族、仲間、愛、別れ、そして生きることとは何かを、寅さんが温かく、ときに厳しく教えてくれる。私たちの心に永遠に残り続ける寅さんの名セリフを紹介する!
内容説明
甥の満男に「人間は何のために生きてんのかな」と問われ、困惑した寅さんの言葉。「難しいこと聞くな、お前は。…何と言うかなあ、あー生まれて来てよかった―そう思うことが何べんかあるだろう。そのために生きてんじゃねえか」…『男はつらいよ』全四八作に詰まっている「人は生きるにたる」「人間ってすばらしい」と実感できる珠玉の言葉を味わいたい。
目次
第1章 人に惑わされず、自分らしく正直に生きる―心がまっすぐになる「寅さん」のひと言
第2章 ふるさとを想い、毎日をひたむきに生きる―自分を取りもどす「寅さん」のひと言
第3章 温かい家族に、心励まされて生きる―たしかな絆に気づく「寅さん」のひと言
第4章 ひと目惚れ、失恋、求婚…それぞれの愛に生きる―もっと深く人を愛せる「寅さん」のひと言
第5章 誠実に働き、自らに由る旅に生きる―また明日から頑張れる「寅さん」のひと言
第6章 きちんと自立して、人と和し幸福に生きる―生きる勇気がわく「寅さん」のひと言
著者等紹介
吉村英夫[ヨシムラヒデオ]
1940年三重県生まれ。早稲田大学にて映画研究会に所属。教育学部卒業後、高校教員、三重大学講師を経て、現在、愛知淑徳大学文化創造学部教授。『男はつらいよ』に感銘を受け、以後、山田洋次関連研究書を12冊刊行。現在は山田洋次の源流をさぐりつつ「伊丹万作の系譜」を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mr.lupin
磁石
goro@the_booby
橘 由芽
星空の挑戦者