河出文庫
ああ硫黄島―記録による硫黄島戦史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309408354
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

太平洋戦争最大の激戦地、「玉砕の島」硫黄島。昭和二六年九月から約一年間、武器回収業務で同島に渡った著者は、置き去りにされた同胞の屍を見過ごすに忍びず、遺骨遺品を収集、遺族への返還に努めた。その過程で発見された資料から、戦闘の模様、玉砕寸前の状況等を赤裸々に綴った、最初期の魂のドキュメント。

目次

第1章 硫黄島の沿革
第2章 激戦のあと
第3章 地底の洞穴を探る
第4章 戦いの前夜
第5章 敢闘を誓う記録
第6章 陣中日誌
第7章 戦闘詳報
第8章 永遠に散る
第9章 御霊に祈る

著者等紹介

安藤富治[アンドウトミジ]
1914年、山形県生まれ。明治大学法学部卒業後、南方戦線に従軍。戦後復員し、1951年9月、戦没者慰霊を兼ね、高野建設社員として硫黄島に渡る。その間の約一年、戦跡調査と遺骨遺品の遺族への返還に努めた。その過程で『ああ硫黄島』が執筆された。その後、山一証券に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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