内容説明
ため息をひとつつく。哀愁ってやつだ―私が“出会った”青い自転車が盗まれた。呆然自失の中、私の自転車を探す日々が始まる。父は単身赴任、母は家事放棄の“粗大ゴミ”。私と姉と母、女三人の日常は、どこか不穏ながらも、永遠に続くかに見えたのだが…。第40回文藝賞受賞作。
著者等紹介
生田紗代[イクタサヨ]
1981年、埼玉県生まれ。2003年、『オアシス』で第40回文藝賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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