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人生、しょせん気晴らし

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163711607
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

読書論、社会批判、ショーペンハウアー論から、心に突き刺さる人生相談まで、闘う哲学者の悟りの境地!?硬軟とりまぜた珠玉の文集。

目次

「自由な生き方」という気晴らし
「読書」という気晴らし
「社会批判」という気晴らし
「哲学」という気晴らし
「人生相談」という気晴らし
「対談」という気晴らし

著者等紹介

中島義道[ナカジマヨシミチ]
1946年生まれ。東京大学教養学部・法学部卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部哲学科修了。哲学博士。専門は時間論、自我論。「哲学塾カント」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

22
自分のものでも他人のものでも人生に価値なんてないしどう生きようが何億年何十億年後には人類全ての痕跡はこの宇宙にひとかけらも残らないだろう。そうした現実を踏まえて頭が痺れるまで考えて考えて、それでも何かぼくを(あなたを)突き動かす衝動があるのなら、共に消え去るまで手を繋いでいたい大切な人がいるのなら、誰に何を言われようとそのためだけに存在するべきなんだろうな。その在り方も思いもいつか跡形もなく消え去る。それでも断ち切れない幾許かの大切な何か。ニヒリズムを乗り越えた先に見つかる人生を費やしてもよいという錯覚。2018/11/29

ichiro-k

14
読書中の2冊より先に興味深く読了した。気になる箇所が多い。蔵書にせず売り飛ばす都合上、マーキングなどができないのでここに記録。①とくに50歳を過ぎたら、もうじき死んでしまうのですから、自分の信念と美学を貫き、それに合うものにはたっぷり時間や金を使い、合わないものは次々と削り取る、という徹底的に自己中心的な「ミニマリズム」を実現してはいかがでしょうか?②大森(荘蔵)先生に「神は世界を創る前に地獄を創っていたという説があるんですよ」といったら「そんな、この世界だけでも十分地獄なのに」という言葉がふっと返ってく2011/01/09

Shinke Taeko

3
★★★☆☆ 哲学のところ、全然分からなかった…2017/09/12

桔梗屋

2
漱石の『草枕』の冒頭の「知に働けば角が立つ」からの一節を、人生観として突き詰めていくと、こういう「非人情」なヒトデナシの「哲学者」が誕生するんだろうなあ、と。とにかく、理には適っているだけに始末に悪い。一体、どういうきっかけでこの人に人生相談コーナーとか任せたよ…と言うくらい、悩める人々を次々と奈落の底に突き落とすような回答の数々にときめくよなあ。俺なら絶対、リアルでは極力近づかないよう心がけるね。ただ、読んでる分にはとても爽快で、それは、自分を含めたあらゆる人間に対する突き放し方に統一感が取れてるから。2020/12/26

しらたま

2
ひねくれたこの考え方に惹かれます。2016/09/05

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