内容説明
会社社長が失踪。やがて現場から離れた海で溺死体となって発見されるが、その服には持ち主不明の指輪が…。江戸川乱歩に認められたデビュー作「疑問の指輪」、大胆極まりないトリックで短編ミステリ史に名を残す傑作「文珠の罠」、抱腹絶倒の連作ナンセンス推理・毛馬久利シリーズ全4篇など、トリッキーな鷲尾本格の魅力を余すところなく伝える全10篇。
著者等紹介
鷲尾三郎[ワシオサブロウ]
1911年、大阪市生まれ。同志社大学を中退後、関西で商業に従事。49年、江戸川乱歩に送った処女作「疑問の指輪」が認められてデビュー。51年、上京して専業作家となる。54年、「雪崩」で第七回探偵作家クラブ賞奨励賞を受賞。初期にはトリッキーな本格推理を中心に、ユーモア・ミステリ、怪奇幻想小説まで幅広く執筆。後には、スピーディなアクション・スリラーを量産した。89年没
日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。ミステリ研究家、フリー編集者
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- 和書
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